「ポケモンレンジャー バトナージ」をクリアした。クリア雑感メモを書くべく、それには前作「ポケモンレンジャー」のクリア雑感を手本にしようと思ってログを探したら、何とそれを書いていなかった。なのでまずは、記憶を掘り返して「ポケモンレンジャー」のクリア雑感を書き起こしておく。
「ポケモンレンジャー」は、いわゆる「ポケットモンスター」シリーズとは若干設定を異にした、アクションアドベンチャーである。と言っても、世界に人間が存在せず、ポケモン同士が言葉を話して意志疎通する、「ポケットダンジョン」程の異世界設定ではない。ポケモンと人間が共存して暮らす世界である点は、「ポケットモンスター」と全く共通。相違点は、ポケモンが互いに戦闘させて捕獲したり成長させたりする生き物ではなく、「スタイラー」と呼ばれる特殊器具を用いた「キャプチャ」という干渉にて一時的に能力を借りるに過ぎない点。他のポケモンの「キャプチャ」時に補助効果を得たり、世界を探検する際の障害物排除に力を借りたりした後は、自動的に「リリース」され、元の世界へと返す仕組みである。この設定故に、元の「ポケットモンスター」シリーズよりも、平和な世界観となっているように感じられる。
平和なのは世界観ばかりではなく、ゲーム操作や画面表示やシナリオに関しても言える。画面上に現れたポケモンを、タッチペンで規定回数ぐるぐる囲む操作をする事で「キャプチャ」し、「キャプチャ」されたポケモンは、その力を借り終えるまで(or対象ポケモンの居住地域外に移動するまで)、主人公の後ろをくっついて歩く。もうこの、「主人公の後をポケモンがついて歩く」絵だけで、とても和やかな気持ちになれた。アニメのピカチュウが爆発的な人気を得たのにも納得できた。一方で、キャプチャ操作のほうはと言うと、最初こそ温くて平和そのものであったのが、ゲームが進むにつれて難易度がぐんぐん上昇し、ラスト近くは半ば苦行と化し、遂には私は自力でキャプチャしきれず、友人の力を借りたものもあった。そしてシナリオは、「熱意を買われた主人公が憧れのポケモンレンジャーに入隊→与えられたミッションを黙々とこなしている内に、実力を備えていつしか世界を救っていた!」というリア充ぶりで、まあ頑張ったのは事実だけど順風満帆で平和だよねー。あまりの安定ぶりに、感情移入に至らなかった。
ちなみに、ゲームクリア後のお楽しみである「ポケモン図鑑」の完成し易さでは、運と気力がたっぷり必要だけれども頑張れば何とかなる「ポケットモンスター」と、出来る人は速攻クリアで出来ない人は一生無理かもしれない「ポケモンレンジャー」、人によって難易度評価が分かれるところだろう。私は、アクションゲームを自力でプレイしきる能力も、最後まで投げ出さずに目標を目指す集中力もないので、「どちらの図鑑完成もとても難しい」という処に落ち着くのだが。
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