先日、ラベイユで蜂蜜関連商品を買い込んだ話を書いた。ラベイユ本店に出かけたきっかけは、バレンタイン時期に百貨店で買った商品がこちらのものだと知ったからだが、そのバレンタイン時期に買った商品を、順番前後して本日開封した。商品は2種類購入したが、その内片方がチョコじゃない菓子なので、何となく2つまとめて書くことにした。
まず一つ目、はちみつトリュフ。クリスマスツリー・クリスマスブッシュ・ラベンダー・タイム・ラズベリー・レザーウッドの6種類の蜂蜜が、トリュフ1粒ずつに仕込まれている。蜂蜜なので、どれもまろやかな甘味がある中に、それぞれ花毎の香りの違いが感じられて美味しかった。それぞれの味を説明できる舌や鼻は持ち合わせていない私だが、例えばラズベリーなら実と共通する甘酸っぱさがあるし、ラベンダーやタイムなら、特有の香りを感じ取れる。チョコとして美味しいだけでなく、種類や産地毎に商品化された蜂蜜に対しての精神的ハードルも下げる、コンセプトのしっかりした商品であると感じた。
二つ目、ヌガーブロンは、友人が興味をそそられて購入したもの。私の中で、ヌガーというものは、「ス●ッカーズの中に入っているベタベタしたやつ」という認識であり、正直なところ、「別にそんなに美味しいものじゃないのでは?」と思っていた。しかし、こちらのヌガーブロンは、私が思っていたものと別のものだった。口に入れると、儚く崩れ、あのベターネバーとした食感とはまるで異なる。味も喉に焼け付く感じがせず、甘いのに暴力的ではない。キャラメルもマシュマロもそうだが、大量生産と長期保存を目的に改良された品を食べて、「●●はあまり美味しくないから好きじゃない」と語るのはよろしくないなあ、と自省した。とはいえ、山岡士郎クラスが言う「本物」を追い求めると、金も暇も足りないので、その辺は自分の生活水準にあわせて多少の妥協も必要なんだろう。