2010-12-10 加藤式自己擦過法器具の恐怖 他 [長年日記]

加藤式自己擦過法器具の恐怖

健康診断を受けた。前回の健診で、「便潜血でD判定」&「婦人科問診でE判定」を下され、「精神的に苦手な検便再提出指示」及び「完全に無意味と判りきっている精密検査指示」がどうにも耐え難いあまり、次の健診をすっぽかしてみた。それだけ時間を置いたら、さすがに苛立ちも収まったので、今年は新たな気持ちで検診を受ける事にした(もちろん再検査は受けないままで)。

これまでの部署での健診は、クライアント先常駐だったりサービス拠点勤務だったりした関係で、個人個人が都合の良い日時に、指定の健保施設へ赴けば良い仕組みであった。新しい部署での検診は、本社内に臨時設置された健診部屋&近隣に駐車中の健診車を利用する仕組みであった。これまでと勝手が異なるとは言え、健診に携わるのはプロの人達だから、狭苦しさを除けば特に支障はないと思っていたところへ、思わぬ伏兵が待ち受けていた。その伏兵こそが、「加藤式自己擦過法器具」であった。

通常ならば、医者という第三者に自分の身体を預けるところを、専用器具を用いて自分自身で細胞を採取できるという、婦人科検診を煩わしさと恥ずかしさから解き放つ画期的な道具(の一つ)が、「加藤式自己擦過法器具」である。しかしこの器具は、煩わしさと恥ずかしさの代わりに、形容し難い恐怖を私にもたらした。こんな、無機質で冷酷な物体を、自分の身体の自分の目が届かない部位に、自分自身の手で突っ込まなければならないとは、一体何の嫌がらせか。しかも、意を決して突っ込んだだけで終わらず、飛び出したハンドルをぐりぐりぐりぐりぐりぐりっと6回程回して、中のスポンジをざりざりっとさせなければならない。場合によっては、ざりざりの影響で、出血も起き得るという。血が出るからには、それは怪我をしていると言えるわけだし、怪我であるからには痛いに違いない。それならば、他人というプロが確認しながら検査を実施してくれる方が、格段にマシというものである。

この、加藤式自己擦過法器具の存在を理由に、私は来年以降、人間ドッグへ申し込む決意を固めた。

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