ある食品会社が、新商品の開発に全力を挙げて取り組んでいた。同時発売を目指して平行開発が進められている2つの商品、「おばんさい豆腐」そして「和風スイーツプリン」。「おばんさい豆腐」は、それ単品で「一汁三菜」的な「と或る日の一食分の献立」を表現しようという意欲品であり、「和風スイーツプリン」も、同じく単品で「スイーツの盛り合わせ」の表現を目指している。表現すべきメニュー&スイーツの取り合わせをまずは固め、それからそれぞれをどんな食材&味付けで表現するか煮詰め。最終的には器の中で、上層部~中層部~下層部での、味の繋がりに香りの変化までを、香水のファーストノート~ミドルノート~ラストノートよろしく、企画意図通りに精密に表現せんと目論んでいる。
一部の社員達は、自分達が受け持ったパートを思い入れたっぷりに取り組んでおり、仲間達が受け持ったパートとその執着へも深い理解を示し、お互いのパートが妥協する事なく喧嘩する事もなく美しく和合できるよう、毎日侃々諤々のミーティングを開いては商品の精査に余念がない。その一方で、その過熱ぶりについていけない社員達は、次々と職場を去っていくのだった。
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私の夢は味を伴うので、「おばんさい豆腐」も「和風スイーツプリン」も、どちらも夢の中で味見させて頂いた。前者は、茶碗蒸しや胡麻豆腐らを融合させたような味であり、後者は、豆腐スイーツ的な食べ物だった。しかし、夢の中の私の視点は傍観者のそれであり、熱中社員でも離脱社員でもどちらでもなかった。まさに、「美味しいところだけ頂いた」感じ。
白黒猫ハルちゃんと白灰猫のルミッチャ(The Greek Cats)・カウント2.98&何があった(以上2点、世界はニャーでできている。-なでしこ館-)/かくれんぼ(猫式訓練所)・泥棒猫な画像集&こ、怖くないぞぉ!!! 的な画像集(以上2点、ねこメモ)/関ヶ原の直後のことである。(※テキスト※/ねこメモ)
佐賀には、「鍋島(化け猫)騒動」(→Wikipedia)もあったっけ。何かそういう土壌があるのだろうか。<「関ヶ原の直後のことである。」