2010-10-05 「スイートレガシー ~ボクと彼女の名もないお菓子~」クリア雑感・その2 他 [長年日記]

「スイートレガシー ~ボクと彼女の名もないお菓子~」クリア雑感・その2

昨日付からの続き。

ミチルの最大のライバルにして、主人公の幼少時に面倒を見てくれていた幼馴染の“お姉ちゃん”。「『おっとりしていながらものすごい実力を発揮する超天然』に見えて、実は裏で計算の連続を行っている超努力家」というキャラ設定こそは面白かったが、主人公の母親が遺したレシピで再現したシュークリームを繰り出して、しかもミチルには「母親の味を知らない」みたいに勝ち誇ってみせる決勝戦にはドン引きした。しかし、ラストは他のキャラと違い、「主人公は環と固く結ばれた」とは示されておらず、ミチルが依然介入を続けている点に救いがある。母親の影を追う主人公を、母親の真似事を延々引きずる環が閉じた世界に閉じ込めて、それをミチルがぶち壊しにしてこそ、と思う。
よしの
言動がボケボケで、「見た目がグロくて味が素晴らしい」アンバランスな洋菓子を作る娘。馬鹿っぽい名前・馬鹿っぽい声&喋りのインパクトがとてもツボであり、また誰のシナリオの中でも、誰彼構わず懐く様が、サブキャラの時点で既に好印象だった。メインとして攻略してみると、深く知り合ってみないと明かされないであろう、意外にして深刻な事情が判ったが、「誰彼構わず懐く」可愛らしさを損なわず、「でもちょっと不憫」という幾ばくかの魅力をのせ、そして彼女のパティシエとしての将来の不安を少々払拭する、良い塩梅のエピソードであった。そしてラストでは、如何にもよしのらしい“ぶん投げ”が来て、これもこれでいっそ好印象だった。ミチルの次に好きなキャラ。
佐倉姉妹
「病弱で、自分の病弱ぶりをネタにダーク&シュールなボケをする妹」と、「そんな妹にツッコミ入れつつ支える、真面目な姉」の、“一粒で二度美味しい”双子キャラ。パティシエとしての才能は、当初「妹が天才、姉がその補助役」と説明されているが、話も終盤になるとそうでもないらしい事が説明され、どちらが光でどちらが影でもなくなって一安心。またシナリオのテーマは、「喪失の正しい自覚から始まる前向きな再生」といったところで、とても安定感があり、ラストは家庭的な幸せいっぱいでありながら鬼畜さも持ち合わせており、全体的に贅沢な充実ぶり。私が考えるに、最も男子受け良さそうであるが、一般的な男子が“男の娘”作品に手を出すかは疑問である。

ゲーム全体への感想としては、パティシエファイトなるバリバリフィクションな設定を中心に据え置きながらも、折々で登場する各洋菓子の描写が、「作る側:素人」「食べる側:貧乏舌」な私から見てリアリティを留めている様に感じて、とても好印象だった。特に、「一見珍妙だが食べてみると美味しい」といったスタンスで、「あずきヨーグルト」が登場してきたのは嬉しかった(個人的好物なので)。他には、実際には男子でありでも外見はとても可愛いが故に、都合良い扱いや嫉妬や愛情の裏返し諸々をぶつけられて冷遇されがちな主人公が、事情を知らない赤の他人(同級生達辺り)からは、「可愛いが故のイジメorイジリ」に見えてそうだなー、と何となく思った。

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