「純豆腐」なる料理名を初めて認識したのは、随分前の事。確か東京タワーの近くに、「純豆腐」を看板に掲げた店があった。あっさりした味と食感が好ましい豆腐に、「純」の一文字をのせた食べ物が果たしてどんなであるか、興味が湧きつつもその時は見送ったのだった。
それから数年が経ち、あの時見送った「純豆腐」は、私の身近に姿を現した。荻窪ルミネのレストランフロアから「洋麺屋五右衛門」が姿を消し(駅北口の商店街内に移転)、空いたフロアに「東京純豆腐」が入ったのである。改めてじっくりメニューを眺めると、「純豆腐」とはどうやら「豆腐をメインにした韓国風味付けの小鍋」であるようだったので、豆腐も韓国料理も鍋も好きな私には、非常に打ってつけであると思われた。
幾つもあるメニューの中から、今回は更に好物を組み合わせて、「明太チーズスンドゥブ」を注文してみた。味は味噌と塩が選べるようなので、満腹感を追求して味噌味を選択してみた。食べてみると、看板の名に恥じぬ豆腐メインっぷり。普通の豆腐と製法が違うのか、食感はかなり滑らかな感じであり、純粋に美味しい上に、「豆腐」という事で美容に良さげな気配もあって、店内の女性客盛況ぶりにも納得できた。同行の友人は、「牛スジスンドゥブ(塩味)」を注文していたが、これは韓国風牛スジ鍋にとても近くて美味しかった。寒い時期になったら、頻繁に通いたい。または、手近な材料で近い味を再現できるレシピを入手したい。
マヌルネっ子 10(動物園始めました。)・むちゅうちゅうですがなにか?&おかえりなさい(以上2点、世界はニャーでできている。-なでしこ館-)/力を合わせれば、きっと乗り越えられるさ&すやすやと眠る子猫にそっと毛布をかけるドム&コンビニから動けなくなった(以上3点、ねこメモ)