屋外のベンチに腰掛けて、テイクアウトで買い求めた食べ物を食べている時、ふと気付くと鳩が視界内にいる。ただいるばかりでなく、先方はこちらと距離を置きつつこちらを確実に意識していて、さりげなく前を横切るふりでもって、実にまわりくどく接近してくる。
「私は偶然ここに降り立っただけの、本当にただの通りすがりなんですけれども、今あなたが食べてらっしゃるそれが、ちょっとばかり気になっちゃいました^^ それは何ですか? 何だか美味しそうですねー」
――みたいなノリを感じて、鬱陶しい。謙虚さを装ったつもりの下に、隠し切れていない図々しさが疎ましくてたまらない。首のひょこひょこした動きと、地味な色合いながら首元が緑と紫に光る辺りと、目の周りと足の赤さは愛らしくさえ思うのに、それを全て吹き飛ばして余りあるマイナスポイント。
その姿はあたかも、ネットの個人ブログコメント欄や掲示板で見かける自称“通りすがり”が、書き込み内容からしてこれっぽっちも通りすがっておらずがっぷり食いついている感じに酷似している。この見え見えな嘘臭さを、私は「鳩芝居」と呼びたい。
ぜんたーいススメ!左、左、右、右、(晴れのちニャンコ日和(別館))・お盆休み最終日(しじみ日記)・誘惑(世界はニャーでできている。-なでしこ館-)・かくれんぼ(ネコニッキ)・「グスタフ、自分はまだ小さいと思い込む」(ただのにっき)/現代風「猫に小判」(ねこメモ)/次の日に畑を見たら、うんこされてたでござるの巻(※テキスト※/ねこメモ)
多摩ことら 5(動物園始めました。)・羽村の面々2010夏(アライグマ他)/「まるで本物の親子、ぴとりと寄り添っている子リスとネコ」(GIGAZINE)・「世界の珍虫~サルオガセギス(キリギリス科)」(知識の泉 Haru’s トリビア)/「クロツラヘラサギ」(掛川花鳥園公式ブログ)・「トノサマバッタを王様に」(デイリーポータルZ)・「車掌さんはペンギン 一畑電車が10月9日臨時便」(山陰中央新報)・「赤ちゃんヤギお披露目 早くも人気者」(茨城新聞)