時節柄にふさわしい果物を食べたく思い、スーパーで見かけた梨(品種名失念)を買い求めた。「スーパーは、肉も野菜も果物も安く手軽に買えて便利!」と、ホクホクしながら家に帰ったが、世の中はそこまで甘くなかった。甘いのは私の見通しであり、世の中と梨は甘くなかった。スーパーの食材が、肉屋&八百屋で扱う品と比べて多少ランクが落ちるのは認識していたが、こうまで露骨に美味しくないとまでは思っていなかった……。しかし私は、はしゃぎ過ぎて、この美味しくない梨を3個も買ってしまっていた。そして、食感と水気と香りなら申し分なく、甘味だけが致命的に欠けている梨を、「美味しくないから」といって捨ててしまう気にはなれなかった。
友人に愚痴ってみたところ、「実家では、甘くない梨を牛乳に浸して食べていた」との具体的アドバイスが返ってきた。それを更に膨らませ、私は一口大に切った梨を、無糖ヨーグルトで和えてみる事にした。すると狙った通り、ヨーグルトの酸味が梨の隠し持つごく僅かな甘味を引き出して、果物として美味しく味わえレベルにまで押し上げてくれていた。また、梨のシャリシャリした食感とみずみずしさは、ヨーグルトのとろみによく合っていた。もしも今後、再び外れの梨を引いてしまった場合でも、対処方法が定まったからには安心である。が、それはそれとして、ちゃんと甘い梨も普通に食べたい。
田代島猫景色(続編12) ハートしっぽちゃん(Cats in Town Blog)/狛犬に守られて、すやすや眠る猫 その2(ねこメモ)・お母さんは大変(猫式訓練所)/いや、心配してくれてありがたいけど、なんか恥ずかしいです・・・・。(※テキスト※/ねこメモ)