2010-08-17 勤め先の退室処理で手こずって、セコムに引っかかった気がしてならない 他 [長年日記]
★ 勤め先の退室処理で手こずって、セコムに引っかかった気がしてならない
留守番＆電話番＆掃除当番に精を出す私である。それ以外にやる事がない。「朝出勤してから夜退勤するまで、“咳をしても一人”」な日もある。サービス拠点に私以外の従業員が一日中現われないのは、私を除く全員が外回りの仕事で忙しい現れであり喜ばしい。サービス拠点に私以外の人間が一日中現われないのは、即ち来客数もゼロであり嘆かわしい。まあでも、実際にお客がいらしたところで、私にできる事は文字通り「お茶を出してお話を聞く」だけなのだが。
この日も、朝から晩まで１人の時間を過ごした。１人きりでいると、営業終了時間を迎えても、「他の人を待たせる訳じゃないし、急いで帰り支度しても意味ない……」と、投げやりな気持ちになる。そして、退室に際して行うべき諸処理を忘れたまま、帰ろうとしかけがちである。日毎のレジ締めと入手金報告なら、お金絡みの仕事に携わった時間が長い為に、忘れたりはしない。反面、看板の類の片付け・電気系統のオンオフ・確実な戸締まり辺りがあやふやになる。この日は、拠点を退室しようとセコムを作動させた直後に、看板の類を一切片付けていない事態に気付いた。
通行人を巻き込んだ倒壊事故や、破壊＆盗難の可能性を危惧すれば、しらばっくれて帰る訳にもいかない。慌ててセコムの傍に舞い戻り、セコムをオフにしようとしたら、操作を慌て過ぎたらしく、セコムキーをセコム穴に挿してもセコムが一向にリセットされなかった。慌てを通り越してパニックに陥り、セコムキーをセコム穴に幾度も幾度も抜き差ししたが、依然として反応はなし。その間にも、セコム待機時間は無情に経過、セコム警告音の間隔が早まった。最終的には、どうにかしてリセットできたのだが、どう考えてもセコム待機時間（１分間）を超過していたように思えてならなかった。
万が一、セコムをうっかり暴発させてしまった場合、一体どうなるのか。電源を落とし終えていたサービス拠点内の全ＰＣに代わり、私用携帯のチープなブラウザで必死に事例を検索した結果、「昨今のセコムは出動に際して料金が発生しない」旨が確認できた。出動料金が発生しないならば、会社に無駄金を遣わせなくて済んだので一安心であるが、しかし完全な安心は到底得られない。料金が発生せずとも、出動報告を受け取った場合、恐らく社内では“事故例”として処理されるに違いない。いっそ、今すぐ上司に電話をかけて、確実に起きたかわからない事故の報告と謝罪をしたい衝動に駆られつつ、自分の肩の荷を降ろしたい為だけに上司を煩わす愚かしさを自覚して必死で踏み止まった結果、私に残された唯一の道は、震えて眠る覚悟を固める事だけだった……。
★ 萌え猫画像
入れてください＆濡れた路（世界はニャーでできている。－なでしこ館－）／某ローカル線 無人駅 待合室 寸景（ねこメモ）／大好きな母下僕の前で猫を被っておられたのですね。（※テキスト※／ねこメモ）
