何きっかけだったか、荻窪から南阿佐ヶ谷までの道のりを、だらだらと歩いていた。今まで南阿佐ヶ谷は、阿佐ヶ谷駅からパール商店街を通り抜けて辿り着くばかりだった。今回、荻窪から南阿佐ヶ谷に向かってみて初めて、ある程度は把握していたつもりの南阿佐ヶ谷駅周辺を、大して把握できていなかったと気付いた。飲食スペース併設のパン屋だなんて素敵な「サンエトワール」を、見落としていたとは不覚。
早速、店内に入った。まずは1Fのパンコーナーで、パンを物色。真っ先に目に付いたのが、「南阿佐ヶ谷あんぱん」であった。私はこういう“ご当地モノ”が、例え後付けの代物であろうとも好きである。偽善行為の受け手視点からは、偽善も善にしか見えないように、売名や商売が主目的のご当地モノだったとしても、その商品の存在がご当地アピールに繋がっている事実は否定できない。だから好き。「南阿佐ヶ谷あんぱん」も当然買った。飲み物と合わせて会計をし、2Fの飲食スペースでおもむろに食べ始めた。
「南阿佐ヶ谷あんぱん」は、外観は「厚味があって真ん中に『阿』の焼印が押されたあんぱん」であるが、割った中身には餡子の他に、ホイップクリームが詰まっていた。餡子とホイップクリームを合わせたら、美味しくない筈がない。捻りこそないが、充分満足して食べた。一緒に買った他のパン達の中では、「もちもちクイニーアマン」が面白かった。どちらかというと硬めの食感のクイニーアマンをどうやったら“もちもち”に仕立てられるのか、興味を抱いて食べてみたところ、何と中に求肥が入っていた。そっちかー。
(8/9追記:店の名前や商品の正確な名前があやふやだった為、きちんと思い出すべくネットで検索していて、ぶち当たった驚愕の事実。「サンエトワール」が全国チェーンのパン屋だっただけなら構わなかったが、このパン屋ったら、各土地の店舗で各土地の名前を冠した、中身は共通の「ご当地あんぱん」を販売していた……! お土産買う時も「●●に行ってきました」シリーズを極力回避する私からすれば、独自性の無いこの「似非ご当地あんぱん」も、知っていたならわざわざ買わなかった代物。でも、せっかく書いた日記だし、「駅前の飲食スペース併設パン屋」自体は素敵スポットに変わりないので、この追記文を添えてアップする事にした)
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