2010-05-04 鳥見GW4日目:多磨霊園→浅間山公園 他 [長年日記]

鳥見GW4日目:多磨霊園→浅間山公園

GW4日目の鳥見場所は、多磨霊園。「GWだし多少の遠出も大丈夫」と思っていても、連日だとさすがに、主に気持ちが疲れる。ここらで一つ、近場の鳥見場所を織り込んで、アウェイ気分を払拭してみようと目論見んだ。鳥見ブログの幾つかに、多磨霊園で撮影した鳥写真が載っているのを見つけ、場所の近さに大喜びで元気いっぱい出かけた。西武多摩川線・多磨駅、京王線・多磨霊園駅からそれぞれ徒歩圏内だが、私はJR中央線・武蔵小金井駅からバスでのルートを選択した。

辿り着いた多磨霊園は、谷中霊園や雑司ヶ谷霊園に比べると、非常に広大な公園墓地であった。あまりに綺麗に整備されていて、オナガやシジュウカラの姿を見つけても、鳥から丸見え&距離があり過ぎで、写真を撮るには至らない。何処か樹の多い場所がないか探すと、多磨霊園に隣接する浅間山公園が、雑木林に覆われた小高い丘といった風体で、適していそうに見える。小道を少し登ってみると、予感的中。木陰が切れた水場の周囲に、重装備の鳥見団体が集っていた。会話の切れ端から窺うに、彼等の狙いは「水浴びをするキセキレイ」であるらしく、なるほどそれは想像するに可憐な光景であった。がしかし、キセキレイの鳴き声に耳を傾け距離とタイミングを測る彼等の目の前には、私が今まで見た事のない鳥が、至近距離かつ番いでのんびりしているのだった。空気を読まない己を恥ずかしく思いながらも、シャッターを切って、初対面のその鳥達をカメラに収めた。その、鳩程のサイズで、一見茶色く地味だがよく見ると実は派手な模様をした、悠然と動く鳥達は、「模様が雉に似ている」と感じたところから調べてみて、コジュケイである事が判明した。この大きさで狩猟鳥で、しかも結構美味しいらしいのに、ここまで無警戒だなんて、大丈夫なんだろうかこの鳥。今いる場所が鳥獣保護区とわかってのゆったりぶりだろうか。

さて、お初のコジュケイを至近距離でカメラに収めてご満悦の私だったが、ここからが苦難の道だった。浅間山公園を下り、多磨霊園を去るべく、現在地から最短距離で辿り着く外縁まで行き、そこから適当に出口を目指して歩くのだが、一向に出口が見えてこない。訝しく思い、中央部に戻って地図を見ると、敷地の広さに対して出入り口の数があまりに少ない……。加えてこの日は、日差しが強く気温も高かった。映画作品「ジェリー」のように、第三者が生活しているすぐ傍で勝手に極限状態に追い込まれ衰弱死する己の末路を妄想しながら、頑張って頑張って歩いた。結果的に、GW鳥見の中で最も疲れた一日となった。脱出の道中で、水もない場所でくつろぐカルガモ達を見たのが、一抹の癒しとなった。

コジュケイ(トリミング)カルガモ

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すきま(世界はニャーでできている。-なでしこ館-)/静電気でとんでもないことになっている猫(ねこメモ)

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鳥待ち(サーバル/動物園写真館)・ズーラシアの食肉目(ツキノワグマ他/動物園始めました。)・久しぶりに遭えた(ダイミョウキマダラハナバチ)&ニッポンヒゲナガハナバチの交尾(以上2点、coco’s bloblog)/「見た瞬間1発KOされてしまいそうな、かわいい動物の赤ちゃんたちの写真いろいろ」(GIGAZINE)/YouTube“Sea Gull Epic Win ”ねこメモより)

猫がいる室内に入ってきて、猫の目を盗みながら餌も盗み食いする鴎と、その様子をただ見ているだけの猫。鴎の図々しさと猫の無関心さのコントラストが非常に味わい深い。<“Sea Gull Epic Win ”

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