日本橋三越へふらりと遊びに行った折、地下1Fのイートインコーナーに、カレーを提供している店があった。老舗百貨店のイートインに似つかわしく、“薬膳”という付加価値を掲げたカレーであった。デパ地下にありがちなスタンドカレーであれば、「いつか気が向いた時に食べよう」と保留扱いとなりがちな私である。しかし薬膳カレーともなれば、どんな感じか食べてみずにおられなかった。
用意されているカレーメニュー、「薬膳チキンカレー」「薬膳ベジタブルカレー」「鉄鍋カレーうどん」の3種類から、私はチキン好きなのでチキンカレーを、同行の友人がベジタブルカレーを注文。ご飯はナントカ玄米だったか何穀ご飯だったか古代米だったか(失念)を選べたので、それにしてみた。カレーは白米よりも、雑穀米或いはバスマティライスのほうが合うと感じる今日この頃である。
出てきたカレーは、鮮やかなエディブルフラワーの花弁を散らしたライスの皿や、居酒屋のお通しよろしく細長い皿に盛られた薬味の皿が、角盆の上に配置良く並べられ、各の量が女性向けなのもあって、こじゃれたカフェめしのような趣。しかし食べてみると、見た目のこじゃれさからは想像もつかない、本格的な美味しさなのであった。私がこれまで食べたカレーで例えるならば、「薬膳カレーじねんじょ」のカレーが持つ力強さ&素朴さと、「欧風カレートマト」のカレーが持つ繊細な奥深さ、その両方を併せ持っている感じである。
友人の「ベジタブルカレー」も、大きくカットされ色鮮やかさを残した野菜がライスの上に盛られている上に、ルウの中にも別の野菜が入っていて、見た目も味も美味しいのだった。これは是非とも、次の機会を設けて「カレーうどん」も食べなくては。
リクエスト(ホンドテン)&リクエスト2(コツメカワウソ)(以上2点、Photolog Zoo)・ウメキチ(マレーグマ)&多摩巡り(ワライカワセミ他)&雪な子(シンリンオオカミ)(以上3点、動物園始めました。)/「『しっかり者』札幌のカワウソ、千葉に嫁入り」(読売新聞)