先日、ホルモン焼き肉屋で食べたサムゲタンは、とてもとても美味しかった。なので再び、まだ寒さが抜けぬ内に食さんと、カルディにてレトルトのサムゲタンを購入した。「もしも自分の家が、本屋さんだったらなあ」「玩具&ゲーム屋さんだったらなあ」といった妄想に時折耽るが、カルディはそういった仮定法過去妄想シリーズの一パターンとして、私の中で確立されている。海外のお菓子がよりどりみどりな上に、自分じゃ絶対使わない調味料やら、味の違いも判らないであろう珈琲豆だって超様々……(うっとり)。
買って帰ったサムゲタンは、早速温められ開封され、器に盛られて食卓に上った。柔らかく煮込まれた鶏肉――の中に詰められた折々の具――。どれもが、先日食べたサムゲタンと同じ……である筈なのに、何故か大きく異なる点が一つ。それは、味の濃さ。このサムゲタン、随分と薄味である。私は薄味嗜好なので、普通よりも薄味なほうが嬉しいのだけれども、その私が「うーん……ちょっと薄味過ぎるかな? どうかな?」と判定に悩むレベルの薄味。薄味というのは、味のバランスが崩れているのとは違い、ガッカリ感やもったいない感はないのだけど、勇気が足りない感は拭えない。――そう、私はいつだって、自分の行動に対して勇気が足りていない。いざ勇気を振り絞ったつもりでも、後で振り返るとそれは“蛮勇”、そこは勇気を振り絞るタイミングではなかった――みたいな。そしてその失敗が、次の勇気を振り絞るタイミングを見誤らせる――みたいな。もう何でもいいや。薄味でも美味しいよ、サムゲタン。
後日、ひょんな事から得た情報によると、サムゲタンという食物は、最終的に塩やキムチで味付けをして食べるように作られているらしかった。他の食品に例えて言うなら、ピェンローを作ったは良いが、塩や七味を使わずに食べたようなものであったらしい。まあそれでも、美味しかったから良いのだけども。
そしてソルトは(すぐりとミルク)・三様&虎視眈々&あおむけで寝ていたら(以上3点、世界はニャーでできている。-なでしこ館-)/屋根の上のタキシード猫(猫式訓練所)
冷たい雨の中の命(ラクダ/動物園でお散歩)・キャンベルタウン野鳥の森(ズグロトサカゲリ他/動物園始めました。)・カリフォルニアアシカ 寝ぼける(動物の写真)・フォークダンス(ゾウ/動物園写真館 別館)/「バレンタインなので…?」(OH!カンガルー!!@金沢動物園)