私が考える“世間一般”的な「はてな民」は、「はてなダイアリ」や「はてなハイク」や「人力検索はてな」等、はてなのサービスの中でも“積極的に自己を発信していく”サービスのパワーユーザである。私はと言えば、「はてなブックマーク」に「はてなアンテナ」に「はてなRSS」と、“便利さ享受”を主目的とするツール類を多用している。「はてなスター」も使っているが、あれは“ささやかなコミュニケーション”が目当てだろうか。とにかくそんな状況では、“はてな民”とは見なされないだろうし、それで一向に構わないのだけれども、密かにはてな利用歴は長いし、パワーユーザである自負もある。
そんな私が、「はてなアンテナ」から移行してほとんど毎日活用していた「はてなRSS」と、訣別する日が訪れようとは思わなかった。
そもそも「はてなRSS」は、未読フィードの取得タイミングが1日程度遅かった。個人ニュースサイターの端くれを気取っていた昔ならともかく、数ヶ月遅れの日記を平然と更新している今ともなれば、1日程度の遅延は誤差として甘受できていた。その内やがて、「未読数が表示されているのに、肝心の未読フィードが表示されていない」状態が時々発生した。ブラウザを更新すると、その状態が直ったり直らなかったりした。ブラウザ更新で直らない場合、一夜置くと直っていたりした。なのでこの現象も、誤差として甘受できた。ここまでは、良かった、
しかしいつしか、「未読数が表示されているのに、肝心の未読フィードが表示されていない」状況が、発生後一晩経っても直らなくなった。やがて、恒常的なものとなった。そうした場合、状況が改善されたタイミングで、とてつもない数の未読フィードが発生するのであった。未読フィードが与えるストレスを認識して「はてな番組表」を提供しているはてなが、この状況を見過ごしているのは、あくまでも私にとっては筋が通らない事であった。最初の頃はそれでも、「他に優先事項があって手が足りない」と好意的に解釈していたのだが、いつしか「単に『はてなRSS』に、もはや興味がないだけでは?」と感じるようになった。世間全般で峠を越した、後は終息に向かうばかりのサービスならまだしも、「RSSリーダー」という存在はまだまだ全盛期である筈なのに、「自社のRSSリーダーにもはや興味を持たない」という企業判断は、私にはとても受け入れ難かった。よって私は、「はてなRSS」に別れを告げることにした。
ズーラシア2(インドライオン他/KumasFactory)・***(ホッキョクグマ)&夕日(アカカンガルー)(以上2点、動物たち・光と影)/ 「タイ、ハイチ地震義捐金を集めるのに頑張るゾウさん」(エルエル)/「イーグルに乗って楽に移動するカラス」(トーイチャンネット/教官不定期日誌より)