2009-12-10 冬瓜と豚肉の煮物 他 [長年日記]

冬瓜と豚肉の煮物

夏ぐらいから、微かに静かにそして執念深く、冬瓜が食べたくて仕方なかった。胡瓜から青臭さを抜いて大きく柔らかくしたような、私の中では「瓜中の瓜」として認識されている、あの味あの食感。しかし、どう下拵えしてどう調理したものかわかりかねて、ずっと手を出せずにいた。

先日、八百屋店頭で冬瓜を見かけ、「今日は休日だから好きなだけレシピと調理法を調べて料理すれば良いんじゃ?」と思い、買ってみた。そしてレシピは、調理が手軽そうで肉も食べられる、(「簡単激ウマ☆豚肉とトウガンのハチミツ煮」(COOKPAD))をチョイス。

  • 冬瓜は、でかい上に皮が固いので、切り分けるのに勇気がいる。しかし、皮の下の身が柔らかいのが、皮の下の身もなお堅いカボチャに比べて始末がよろしい。
  • 鍋で豚肉を炒め、火が通ったら冬瓜を加えて更に炒め、粉末だしを水に溶いたものを足し、沸騰したら醤油と蜂蜜を足すだけ。砂糖と蜂蜜の使い分けがわからないのだけど、個人的に白砂糖は何となく好きじゃないので、蜂蜜を使えと言われれば喜んで使う。
  • 出来立ての煮物は、豚肉と冬瓜に少しだけ味と色が染み込んでいて、あっさり美味しい。これを冷ましながら放置すると、豚肉と冬瓜に味と色がしっかり染み込んで、しっかり美味しい。しかし、冬瓜のような「だしの味を活かします」系の具材で煮物をする場合は、顆粒タイプのだしを使っちゃいけないと感じた。今使っているだしは、自然派食品の店で「他の物より断然美味しいですよ」と言われただけあって、実際かなり美味しいのだけど、今回の料理ならそれでも手間暇かけてだしを取るべきだったなあ多分。
  • 冷ましながら放置して、豚肉と冬瓜に味と色をしっかり染み込ませた場合、味はともかく醤油の色が濃過ぎて美しくない。次回は白醤油を使おう。

それにしても、冬瓜は思い描いていた通りに美味しくて嬉しい。火がしっかり通りきる前のしゃっくりとした食感も、火がすっかり通った後の静かに溶けていくような食感も、どちらも捨て難く美味しい。昔読んだ児童文学に、「妖精は花の蜜と果物だけを食べて生きている」というくだりがあったが、その中に冬瓜を加えても良いと思う。いやでも、冬瓜に味を付けるには多少なりとも動物めいた具材を使わなければならないとなると、やっぱ妖精には不向きか。それなら良し、妖精にはあげずに私が食べよう。

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