目眩が治まったのと入れ替わりで、歯茎の一部が腫れて痛み始めた。原因不明な目眩と異なり、こちらは乱暴な歯磨きとビタミンC不足の相乗効果と推測されたが、その辺私なりに配慮したのに全く良くならない。そればかりか、痛みが増して耳の奥まで痛くなってきた。歯茎を腫らす悪い黴菌が、顎骨を侵して耳奥にまで回ったかと不安になり、医者に行こうと決意したものの、根本原因たる歯茎を診察してくれる歯医者へは、仕事を早退しないと駆けつけられない。なのでとりあえず、耳のほうの診察と処置だけでも受けに行く事にした。先日目眩の診察を受けに行った耳鼻咽喉科は、前に書いた通りのガッカリ系だったけれども、初診料を取らないのが唯一の美点であった。今回のように“とりあえず”で行くにはまさに打ってつけと考え、敢えて再び行ってきた。
診察受付時間終了間際にも関わらず、待合室には十数人が待つ盛況ぶり。大人しく座っていると、付近に座っている女性の香水や化粧品辺りに引き起こされたらしく、鼻が強い痒みを発して鼻水も出始めた。こういった現象は割と日常茶飯事であるので、特に意に介さずティッシュで鼻水を押さえながら順番を待った。
順番がまわってきて診察室に入ると、医者は何も聞かずにまずこう言った。「耳の奥が痛むって? 耳をかき過ぎたんじゃないの?」。そして耳奥を診察したが、何の問題も発見できず、次に鼻を診察し始めた。「鼻に炎症は? ……あっほら、腫れてるね。ちょうど最近風邪も流行ってるし、耳奥の痛みはそれが原因じゃないかな」。私はここで、ようやく発言の機会を得て、急いで言った。「えーと、ちょうど今歯茎に腫れがあって……」。医者はあっさり同意した。「それもあるかもしれないねー」。そして、看護婦に鼻吸引と痛み止め処方の指示を出し、診察は終了した。
受付終了時点で10人待ちの盛況ぶりだったから巻きが入ってたんだろうが、それにしたっても、まず私の話を先に聞いてくれていれば、診察自体が短く済んだかも知れないわけで。相変わらず恐ろしい医者であるが、諸事情により来月以降は二度と通わない医者であるのが唯一の救いである。
秋のレサパン祭り?~茶臼山・新獣舎(動物園始めました。)・ふたりで(モウコノウマ/動物たち・光と影)/「スズメを育てる」(のげやま 動物トピックス)/「2009年度最も恐ろしい虫【ちょいグロ注意】」(ゆめみがちサロン)/YouTube“Baby owl trying to swallow rat”&“Pipa pipa - Surinam Toad Babies Emerging”(※グロ注意※)
メンフクロウが数羽いて、1羽が表題通りにでっかい鼠を丸ごと飲み込もうと奮闘しているのだが、他にも嘴を小刻みにカタカタしてる奴、EXILEみたいに動く奴等――と、バラエティ豊かであり賑やかであり可愛い。<“Baby owl trying to swallow rat”
背中のボコボコした無数の穴の中一つ一つに、己の子供であるらしい小さな蛙を詰め込んでいる蛙。グロテスクさで一時期ネットの一部を席捲した花の落ちた蓮は、これと比べればまだ気持ち悪くなかった。<“Pipa pipa - Surinam Toad Babies Emerging”