2003-01-16 ホットミルク/ニュースいろいろ/「ミルクマン」 [長年日記]

[ダメ料理] ホットミルク

牛乳をマグカップに注いで電子レンジで1分30秒。極度の猫舌な私にちょうど適した温度に温まる。温めた牛乳特有の膜ができないのも嬉しい。

卵みたいに爆発したりしやしないかがちょっとだけ怖い。

[動物] 萌え猫画像/浜松で猫虐待?/若草山山焼きで鹿焼死/酔っぱらった鳥が窓に激突死/オオカラモズ/オオヒシクイ/トド/ツダナナフシ

動物ネタ。

「若草山の山焼きで高齢のシカ焼死」sea of tranquility(1月15日付)より)

高齢の雌鹿1匹が逃げ遅れて火傷を負って死んだという記事。祭りに参加した人間が事故で死ぬのとは訳が違う。

「酔っ払った鳥が大窓にぶつかる スウェーデン」みゅるみゅれ(1月15−16日付)より)

熟れたナナカマドを食べて酔ったレンジャク達が、揃って大学の大窓に向かって飛び、激突して50羽が死んだそうである。

「珍しいお客さんオオカラモズ 愛知・鍋田干拓」森の十字路(1月15日付)より)

くちばしからぶら下げられた野ネズミが哀れ。

「ツダナナフシを展示−−鳥羽水族館でふ化/三重」(→関連:「〜イリオモテの巨大昆虫〜 ツダナナフシの展示を開始!」鳥羽水族館サイトより)

水族館だけに「ナナフシ」という名前の魚がいるものとばかり思ったが、昆虫のナナフシであっていた。体長18cmという大きさ以外にも、外敵に襲われた時は背中から酸味を帯びた白い液を50cmも放出するという侮れない虫。写真はこちら(※虫が苦手な人は注意※)。

[食べ物] バナナ絶滅の危機?/珈琲のカフェイン合成酵素解読/卵自販機/目黒発レトルトカレー/富士の米粉パン/カレー食べ歩きサイト/新宿生ジューススタンド

食べ物ネタ。

「バナナが10年以内に絶滅も、科学的な助力ないなら=学説」

現在のバナナはいわゆる種ナシである為、病気や害虫に耐えうる「種の多様性」を持たないとの指摘。という事は、台湾バナナもフィリピンバナナも等しく劣悪環境に弱いという事だろうか。日本では1年中出まわり安価で手に入る為にあまりありがたみを感じないかもしれないけど、それだからこそなくなると困るという考えもある訳で、科学的助力とやらが是非とも行われて欲しい。

「カフェインの合成酵素解読 コーヒー新商品に道 秋田」

現行のカフェインレスコーヒーは、液化二酸化炭素を利用してカフェインを取り除く際にポリフェノール等の芳香成分も抜けてしまうそうである。遺伝子情報解読により、本来の珈琲と変わらない香りのカフェインレスコーヒー生成も可能だとか。カフェインに弱めな私には良いニュースだけど、そういった珈琲はきっと高いんだろうな……。

「米粉100%と富士の水を使った新しいパン、地元名産に−−都留の天野さん/山梨」

最近あちこちで米粉パンの話題を見かける。その内全国的な食べ物になってくれたりするだろうか(食べてみたいので)。

大東京カレー紀行奇跡のカレーライスさむいし。(1月16日付)より・トップページはこちら

生ジューススタンド巡りしいたけのおぼえがき(1月14日付)より)

秋葉原改札前だけではなく新宿でも生ジュースを。横浜東口ルミネB1FのBROOK MIZUNOBUでも生ジュースを。

[医療・健康] インプラント素材にチタン/コレステロール改善チーズ/ハエとヒト、精子形成に必須な蛋白質が共通/今年も多めスギ花粉/中学生700人が市民救命士に挑戦

医療・健康ネタ。

「骨の代わりの生体埋め込み、チタン急増」しいたけのおぼえがき(1月15日付)より)

軽い・強い・腐食しないという特性から、チタンはハイテク素材だけではなくインプラント素材にも多く使われているそうである。

「コレステロール値を下げるチーズ」

動物性油脂を植物油で置き換えた牛乳から作られたチェダーチーズは、コレステロール値を改善する上に味は従来のものと変わらないとの事。

[その他] 世界初の透明観覧車/世界最大のスヌーピー遊園地/まいっちんぐ

娯楽ネタ。

「世界初!透明観覧車『スケルちゃん』『スクムちゃん』」sawadaspecial(1月15日付)より)

座席も足元も全てが透明な、ハート型のゴンドラだそうである。前代未聞のスリリングさと引き換えに、高所&密室でラブラブイチャイチャする「お約束」を放棄するカップルおめ。いや、「透け透けゴンドラの中でラブラブイチャイチャ」という露出プレイも個人的にはアリだと思うけど。

「世界最大スヌーピー遊園地が中国広東省に」しいたけのおぼえがき(1月15日付)より)(→関連:CAMP SNOOPYMALL of AMERICA

香港の新界沙田?にあるという“SNOOPY’S WORLD”の公式サイトも捜したが見つけられなかった。

まいっちんぐマチコ(※アダルト※)(アニオタニュース(1月16日付)より)

主演の「仲谷かおり」は、「元JALスッチー」で有名な人らしい。噂すらおぼろげにしかおぼえていない。

[その他] 銀河の間でなく外でも星誕生/最古の大型動物化石/温室効果ガス排出量取引実験/シダが暗がりで育つ理由/日光歩き煙草条例に待った/ホームヘルプ時間規制続報/男子禁制英会話

その他ネタ。

「最古の大型動物化石、カナダで発見」

約5億8000万―5億7000万年前(先カンブリア時代)の、サンゴやクラゲの仲間であるウミエラの祖先と考えられているらしい。全長2m。

「秘けつは特殊たんぱく=薄暗がりで光とらえるシダ−都立大」

シダが光の乏しい環境で生育できるのは、赤い光に反応するたんぱく質「PHY3」を持ち光への感受性が強い為だそうである。

「日光市の歩きたばこ禁止条例 携帯灰皿で“待った” 重点地域か全域か…明文化が困難」森の十字路(1月15日付)より)

携帯灰皿を持ち歩いての歩き煙草は是か非か。煙草のポイ捨てを禁止するのか、歩き煙草を禁止するのか、条例の主旨が問われるところ。

男子禁制の英会話龍@あめ経由、衝動2003「男子禁制日記」(1月14日付)より)

衝撃の事実。「彼って、絶対ロリコン!」を英語に直すと、“He must be a pedophile.”だそうで、つまりロリコン=ペドであるらしい。対象年齢が違うのかと思っていたのに。

[読書] −スケルトン・クルー 3− ミルクマン(S・キング/扶桑社ミステリー)

楽天ブックス概要

この1冊をもって、扶桑社から出ているキングの文庫本は全て制覇した(と思われる)。今現在も精力的に出版し続け邦訳が出され続ける作家の本を集めるのはなかなか大変だけど、「グイン・サーガ」や「ローダン・シリーズ」に今から手を出すよりは全然楽チンな筈。気楽に頑張ろう。

全10篇。シュールだったり救いようのない結末を迎える作品ばかりで、私の好みにあう話があまりなかった中から、感想を幾つかピックアップ。

「トッド婦人の近道」
愛車を駆使し「最短の近道」探しに熱中する夫人が、いつしか入り込んだ「道」。「人の役にも立ちたいが、自分の趣味にもとことんのめりこみたい」という思いは、トッド夫人だけではなく大抵の女性が胸に抱いているものではないかと思った。となると、それを追求した女性はみなトッド夫人と同じ運命を辿る訳か。なるほど世の殿方が、女性をあくまでも自分のイメージに添った偶像に仕立て上げたり、その逆に低く貶めたりする理由がわかったようなわからないような。
「ノーナ」
この上ない美女「ノーナ」とめぐり逢い、導きを受け、彼女を唯一愛した青年の独白。富樫さんに以前ツッコミ欄で教えて頂いた「『植物のような女性』が出てくる短編」とは、十中八九これの事だろう。想像していたのとは全然雰囲気の異なる話だったけれど、美と醜悪・夢と現実をたゆたう様が青年の生き様そのものにも似ていて印象的な作品だった。熱がひかずに体や頭の中に籠もったままであるならば、沸き立つ怒りに身を任せるのは爽快であるに違いないと思う。

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