2010-06-05 「爆れつハンター それぞれの想い……のわぁんちゃって」クリア雑感 他 [長年日記]

「爆れつハンター それぞれの想い……のわぁんちゃって」クリア雑感

積みゲー、中でも据置機ソフトの消化に励もうと、山積みのCDケースを漁っていた。「手っ取り早くクリアできそうなのは、やっぱADVかなあ……」等と呟きながら手に取ったのが、こちら「爆れつハンター~」だった。「天空戦記シュラト」「爆れつハンター」の小説版を、友人達の間で貸したり借りたりしながら貪るように読んだのも、今や遠い昔。30歳も半ばに達した今となっては、あかほり作品群に対して、郷愁と感謝とそして、苛立ちを覚えずにいられない。苛立つポイントは、タイトル~登場人物達のダラダラした掛け合い~頻繁に織り込まれしばしば大文字で表記される擬音~「登場人物座談会」と称する後書き――の一連で見受けられる、箍の外れた悪ふざけぶりである。悪いとか駄目とかではなくて、中年のくたびれた脳に、もはやこってりし過ぎて受け付け難い。古ヲタ達が、かつてさんざっぱら世話になった筈の林原めぐみ女史に対して舐めた口を叩くのにも、私があかほり作品に向けるのと同じ気持ちが根底にあるんだとしたら、気持ちはわからないでもない。

ぬるヲタババアじみた回想と妄想をそこそこに切り上げて、いざゲーム起動。アニメ版を観ていなかった私にさえ懐かしい(それだけ記憶に焼きついていた)OP曲の後、物語が始まる。「“法族狩り”達の元に、『十数年前に突然消失した街が、消失した時同様に出現する』という、法族の関与が疑われる事件が持ち込まれ、調査に向かうにあたっては、現存する唯一の当事者たる美少女が同行する事となり、主人公のキャロットは任務そっちのけで美少女口説きに余念がなく――」と、冒頭にしてもう満腹感。イケメンorブサメン、モテor非モテ、♂or♀、二次元or三次元に関わらず、肉食系は「胃に来る」。なのでキャロの“肉食”展開を最大限回避すべく、確か漫画版ではお約束展開であった「夜這い」の発生フラグをぶっ潰しながら先に進めた。そういえば私、「爆れつハンター」はティラ&ショコラ姉妹とマロン&ガトー辺りが好きで読んでいて、主人公のキャロは別に好きじゃなかったっけ。――いやでも、いざこうしてアニメ版を観てみると、普段モードのティラのキンキン怒り声や、普段モードのショコラの発情声も、どちらも「胃に来る」っちゃ来るかも。変身後なら、姉妹どちら(の声)も素敵なんだけどなあ……。老いた私の偏屈さがパワーアップしているだけなんだろうなあ……。

と、今度は感想が声限定の方向へスライドし始めたので、「ゲーム感想」への方向修正を試みる。この作品のゲームっぷりはというと、率直な感想は、「昔にPCで遊んだADVっぽい」であった。地のストーリー部分では、選択肢によって微妙な変化が生じるけれども大筋には影響がなく、それが戦闘場面に入った途端、選択肢の選びようで勝敗が分かれるという感じの、アレ。つまりゲーム性で言えば、今現在じゃなくて発売当時(PS・SS全盛期)で見ても、古めかしく感じる。しかし、遊んでいて退屈かというと、そうでもない。アニメを原作にしている強みか、場面場面にアニメーションが挿入される他、全編通じて登場人物達が喋り倒してくれる。そして、ゲーム1本のシナリオボリュームは、文庫本1冊or漫画1冊、といったところ。大好きだったシリーズ作品の、まだ知らないエピソードを摂取できて、とても満足した。シャールは、「事件の後遺症で無口」という設定を長らく引きずるが故に性格に面白味がなく、また外見にも取り立てて特徴がない為に、あまりぱっとしないゲストヒロインだったが、癖のあるキャラ達の中では良い箸休めになっていた(笠原弘子の清涼感ある可憐な声含めて)。

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