2002-03-28 「表現と内容」/「多数派と少数派」/「対立と喧嘩」 [長年日記]

[日記読み]今日は「日記読み日記」

梅矢さん「暗幕」日記(29日付)に、テキスト風聞帳にてコメントしたところ、すぐにレスを頂いた。どうもありがとうございます☆ 即レスには即レス返し、とまではいかなかったけれど、私なりに「ネタが新鮮な内に」大急ぎで回答をまとめてみた。

「表現と内容」

なりふり構わず声をあげずにはいられない人は、周囲に自分がどう見えるかなんて構ってはいられない。「言い方」「表現」よりは「内容」に私は注目したい。言わずにはいられない気持ちを汲み取りたい。

私が風聞帳のコメント内容にこの部分の疑問を盛り込まなかったのは、ピクシーさんが先に風聞帳でコメントされていたのと、自分自身の意見は既に日記に書いているから。で、後でもしかして全然理解されてなかったのか? きょうの日記の第二段落以降は、「のみこみにくい文章に対しても、その真意を理解しようと努め、評価は内容についてのみ行なう」という、読み手としての私の姿勢であることが。という記述を読んで、書き手ではなく読み手としてのものだと初めて理解した次第。

私がこの意見を書き手側のものだと勘違いしていた理由は、「無断リンク是非論」に折悪しく?巻き込まれた形の件の日記書きさんを、そういった視点からとらえた人がいたように見えなかったのが大きい。私自身は、件の方による風聞帳へのコメントを見た段階で、「次回からはできれば無断リンクご遠慮願います」というコメントは言葉通りの無断リンク禁止告知ではなく、批判を厭う意図でもなく、揶揄あるフィルターをかけられた事に対する抗議だと受け止めていた。実際どうだったのかはわからないし、御本人が忘れたがっている事をこれ以上ほじくり出す気はない。自分の説明に不可欠だからと、こうやって書いてしまっただけで申し訳ない気持ちである。

「多数派と少数派」

その解釈は私の意図と違います。「まあまあ…」と外から介入して対立を回避しようとしている人は、対立も辞さずに周囲と異なる意見を述べようとしているマイノリティの危機感を理解していない。よってマジョリティの側にいるのだと私は考えています。参考までにここのログと前後のコメントも見てください。

私は「ここ」=千絵胡椒さんKOKOROの風景の一言コメント欄まで目を通したからこそ、風聞帳に投稿した時点ではketketさんが文字通りマイノリティ(少数派)であると認識したのだった。対立を回避する意図であれば、下品や挑発的と受け止められかねない言葉は注意深く避けるだろうし、書き方だけでなく内容からも、ketketさんのタイピングマニア(27日付)では「新たな対立を呼び込む事を想定した上で、敢えて一石を投じている」ように見えた。そして実際のところその通りになっているように見える。

説明を頂いて、梅矢さんがこの話題に関して具体的に何を「マジョリティ」・「マイノリティ」とされてるかは理解できた。がしかし、視点切替や時間経過であっさり移ろったり逆転したりする「マジョリティ」「マイノリティ」という切り分け方を、この話題に持ち込まない方が、話が通じやすいように思う。その辺りについては過去の日記の「『議論』に関する事項」でぼんやり書いているが、論理的な理由ではない。また、「多数派」「少数派」の概念が必要とされるような、差別等に関する議論を切り捨てる意図はないので念の為。

「対立と喧嘩」

それから、対立と喧嘩は違います。意見の相違・立場の対立が存在することを認めたうえで、どのように共存するかの模索もありえるのだと思います。

この点については全く同感。むしろ、梅矢さんはそういう考えをなさる方だろう、と思っていたからこそ、風聞帳で疑問をあげてみた訳である。逆に言えば、「対立意見の提示」じゃなくて「喧嘩」だと思っていたとしたら、私は首を突っ込まずに通り過ぎていただろう。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]
素光 (2002-03-29 13:30)

梅矢さんが「ブラクラサイト」と仰っしゃってるのはここの事だと思うのですが
(ネット喫茶で文字化けしてた事がある)、理由は自分で設定して途中で放り投げたままの
腐れCSS以外思い当たらないので、取り急ぎCSSを既存のテーマ「Spring」に
変更してみました。OSの再起動x複数なんて大手間かけさせてしまってごめんなさい。

umeya (2002-03-31 10:57)

どうもはじめまして。興味深く拝見しました。反応は本日の日記でしています。

素光 (2002-04-01 11:28)

梅矢さんありがとうございます。いろいろお手間をおかけして、
お時間をたくさん割かせてしまって申し訳なかったです。

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