高崎で選んだ自分用群馬土産の一つは、「群馬昔話ぶんぶくたぬき」という名前のお菓子だった。「分福茶釜」の昔話は、群馬発祥だったらしい。
貧しい男が罠にかかったタヌキを見つけるが、不憫に想い解放してやる。その夜タヌキは男の家に現れると、助けてもらったお礼として茶釜に化けて自身を売ってお金に換えるように申し出る。次の日、男は和尚さんに茶釜を売った。和尚さんは寺に持ち帰って茶釜を水で満たし火に懸けたところ、タヌキは熱さに耐え切れずに半分元の姿に戻ってしまった。タヌキはそのままの姿で元の男の家に逃げ帰った。次にタヌキは、綱渡りをする茶釜で見世物小屋を開くことを提案する。この考えは成功して男は豊かになり、タヌキも寂しい思いをしなくて済むようになったという恩返しの話である。
茂林寺の伝説ではタヌキが守鶴という僧に化けて寺を守り、汲んでも尽きない茶を沸かしたとされている。普通、物怪(もののけ)は鉄を嫌うが、このタヌキはその鉄の茶釜に化けており金の精霊たる所以を表している。
(Wikipedia「分福茶釜」より引用)
さて、このお菓子は、私の記憶の中にある何かに似ていた。私と同世代の人ならば、TVCMを今でも覚えているであろうあのお菓子、「ぽんぽこたぬきのおまんじゅう」である。
早速私の中に、「両者を食べ比べしてみたい」という願望が生まれたが、いざ検索してみると、「ぽんぽこたぬきのおまんじゅう」は今やこの世に存在しなかった。
アズキ相場や不動産への投資が失敗したことを主因として、1995年3月22日に2回目の手形不渡りを出して倒産した。
(Wikipedia「ロバ製菓」より引用)
だがしかし、一縷の期待も残されていた。
「ぽんぽこ」の売上げが鈍っていたわけではないことから、1996年、同社の元専務が型を元に饅頭を生産。「ぽんぽこおやじ」の名で羽田空港・成田空港や東京駅地下街などで販売している。
(Wikipedia「ロバ製菓」より引用)
現在のメーカーは、「東京ぽんぽこ本舗」。たぬきがオヤジ化した理由は、不明である。旅行の同行者である友人が、東京駅地下街にて「ぽんぽこおやじ」を速攻買ってきてくれたので、ここに「両者を食べ比べしてみたい」願望が成就した。お土産菓子と、銘菓を謳う菓子を比較すれば、やはり後者の方が皮も餡もワンランク美味しい訳だが、まあこの手の菓子に外れは無いので、どちらも美味しく味わえることは確かである。
昨日、吉祥寺で。(烏森口の女王)・ぐりん(はせべのお気楽猫たち)・大改造!! 猫的ビフォーアフター(にゃんげる係数)/猫タクシー「お客さん、乗り心地どうですか?」鳥「ちょー快適♪(バタバタ)」的な画像(ねこメモ)/横切るならともかく、縦に踏んでいく必要はあったのだろうか?(※テキスト※/ねこメモ)