2011-08-11 喫茶店における私のお気に入り席が…… 他 [長年日記]

喫茶店における私のお気に入り席が……

電車の座席に座る時は、手すりのついた端っこをなるべく選んで座る。赤の他人なら尚の事、接点がある人であっても、両脇を挟まれるのは苦手である。

だから、よく行く喫茶店でも、いつも同じ端っこの席を選んでは、座って食べて飲み、そして席を立っていた。しかし今日は、非常に残念なことに、私のお気に入りの端っこ席は見知らぬ誰かに占拠されていた。勿論、その席は私の所有物ではない。私はがっかりしつつも、他の(極力人口密度が低めな)座席を探して座った。ここまでなら、日記で愚痴を吐くまでもない、出来事であった。

ところが――である。ちょうど私の注文した飲食物が私の席に来て、私が飲み食いを始めたまさにそのタイミングに、私のお気に入り席を占有する客の連れが来店した。すると私のお気に入り席は、私の眼前であっさりとポイ捨てされた。彼等はそこを離れ、店奥の喫煙席に移動した。唖然とする私は、目の前に飲食物を抱えて機動力が落ちており、私のお気に入り席は、すぐにやってきた新しい客が占有し、事態は今度こそ収束した。

朝から何とも、疲れて空しい気分に浸りながら、私はふと思った。世間では、喫茶店の席どころか、恋愛において、同じような出来事が日常茶飯事なんだろう――と。

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