膨大な量で濃い味なのに、味付けのバランス及び、鉄板の上で半ば無視上がった形になる千切りキャベツのおかげで、意外とぺろりと食べられてしまう、それが「東京トンテキ」。「東京トンテキ」のメインメニューは、「トンテキ」そして「トンバーグ」である。「トンテキ」が美味しいのならば、もう片方の「トンバーグ」も味わいたくなるのが当然の心理。しかし「トンバーグ」は、提供までに10分だったか15分だったかかかる品で、そうなるとランチタイムには時間が惜しく、見送りざるを得ないのだった。
ならば、ディナータイムに店へ繰り出せば良し。早速ありついた「トンバーグ」は、簡単に説明すると「豚肉のハンバーグ」になるわけであるが、豚肉そしてこちらの味付けから想像するのとは違っていて、意外にもさっぱりしていた。もしも私が、さっぱりしたものを食べたい気分であるにも関わらず、誰かに「今日は『東京トンテキ』行こうよー」と誘われた場合には、臆せずに「トンバーグ」を頼めば良い。そう理解した。
至福の時(レオンちゃんとパンダ日記)・考える猫(晴れのちニャンコ日和(別館))/「あ、ちがった」って感じで、くるりと背を向けて帰っていってた(※テキスト※/ねこメモ)