2011-06-29 若手女性社員には勝てない 他 [長年日記]

若手女性社員には勝てない

私は職場で、微細な規模の発注業務に携わっている。ある日、依頼された発注を、極力注意深く無事にこなし終えたのだが、納品された品を部内の依頼元へ届けに行って初めて、依頼元の依頼漏れが発覚した。先方が私に送った依頼リストに載っていなかったのだから、間違いなく先方の依頼漏れであった。

とはいえ、「問題発生原因が何処であるか」とは全く別次元の処で、「部内の依頼元が困惑している現状は無視し難い」と考えた。そもそも私は彼等を支援するチームなのだからして、可能な限り何とかしてあげたい。しかし私も、現在の職場に来てからまだまだ日が浅く、あまりものを知らない。そこで、周囲の人間に相談して対応策を考え、それを先方に伝授した。大雑把には、「上司の1人に現状を報告して、発注の特別承認をもらってくれさえすれば、追加発注自体は、納期がまだ間に合うからお請けできるよ」というものであった。

自分の立場に囚われない、良い仕事できたー!という満足感は、ほんの数十分で打ち破られた。特別承認を得るべき相手として案内した1人の上司より、私の直属の上司宛に、怒り混じりの問い合わせ電話がかかってきたのである。即ち、「何なのお前ら!? お前らが発注ミスしでかした癖して、その報告と特別承認を自分達でやらずに、依頼元に丸々押し付けたって話が上がってきたけど!?!?!?」

電話を受けた直属上司は、動じず冷静に経緯を報告しはしたが、それでもこちら側の信頼は完全回復せず、「何でもいいから上手くやれよ」で終話したという。私は当然、酷く落胆した。ぶっちゃければ、「同じ部内」とか「私は彼等を支援する立場」とか以上に、「依頼元が若い女子社員だったから」こそ、自分の失敗とはいえ困ってて可哀想だと思い、私なりにいろいろ便宜を図ったつもりだった。なのにその、「若さ」と「女子力」が持つ固有スキルであるところの、「上司取り入り力」でもって、逆に踏み台にされてしまった挙げ句、直属の上司まで巻き込んでしまった……。私は一体、何を呪えば良いのだろう。もう若くなくて、女子力もない、自分自身でしかあるまい。

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