亀戸天神に行った帰り、近くで食事をしようと試みた。参道前に、観光客向け価格設定と思しき海鮮丼屋があり、その隣に蕎麦屋があった。てっきり蕎麦屋のほうも、観光客向け価格設定なんだろうと思ったのだが、空腹が空き過ぎるあまりに店外のメニューにかじりついてみると、意外にもお高くない。試しに入ってみた。
お腹が空いて空いてたまらなくて、入ってはみたものの、実はそんなに蕎麦が食べたい気分でもなく、他の何かを食べたいわけでもなかった。お腹が空き過ぎて、かえって食への興味を失った状態、とでも言おうか。そこで、メニューの中から普段とは違う選択、非常に無難に消極的に無個性に、たぬきそば的なものを注文してみた。
出てきた蕎麦はというと、中身も観光客向け設定にあらず、蕎麦の香りがちゃんとする蕎麦であった。そして何より驚いたのが、長芋なのか卵の白身なのか判別つかない代物が、この上なくふわふわに泡立てられていて、蕎麦の口当たりを素晴らしく良くしているのだった。お腹が空き過ぎて、食への興味を失っていた筈の私を、「美味しいもの大好き」な日常世界へ、あっさりと引き戻してくれた。
同じ格好(ほんわか猫日和)・だらけ(せかニャ!!)・お散歩スナップ441(マヌルネコ/KumasFactory)/とてもグッジョブな子猫の画像&カットして池面になる予定が気持ち悪い生物になってしまった&最近はこんな角度でしかお顔が見れません(以上3点、ねこメモ)