2011-03-24 東京の水が遂に放射性物質に汚染された騒動 他 [長年日記]

東京の水が遂に放射性物質に汚染された騒動

原発は、深刻な爆発事故こそ免れたものの、既に一定量の放射性物質が外部に漏れ出していた。その一部は風に乗り、首都圏にも広がり、雨と共に地に下り、そして水道水から検出された。「大人ならばまあ大丈夫だと思うけれども、乳幼児には危ないかなー?」とされる量であった。

スーパーの買い占めがあんな勢いだったから、きっと今回も、飲食店は「当店の水は汲み置きです」「クリスタルクララです」「放射性物質も除去する特別な浄水器を使っています」等、店頭及び店内貼り紙での余念ないアピールを強いられる空気に違いない。――と思っていたのだが、今朝普段通りに訪れた喫茶店は、普段通りの人の入りであった。また、店員がサービスで勧める水も、敢えて断る人は目に付かなかった。

検出された放射性物質の量が、「大人ならばまあ大丈夫だと思うけれども」だという報道を、しっかり信じ込むだけの根拠はない。しかし逆に、疑う根拠もない。また、この先暫く――或いは延々と――雨が降る都度、飲む水や生活用水の品質を心配する日々は、ストレスでかえって寿命が縮まりかねない。ならば私はいっそ、この先極力気にしないでいきたい。「放射性物質、私にはきっと影響なし」で行こう。

ほぼ唯一の例外として、今日降った雨の雨滴については、安いタオルで拭った後、そのまま燃えるゴミへと直行させて頂いた。まだ一晩寝て起きてない間は、感情や印象が鮮明だから、敢えて捨てさせていただいた方が、気持ちが落ち着くので失礼をば。

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川蝉

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