地震による、津波による、原発被害による、電力供給大幅制限による、首都圏各社各路線電車本数大幅源による、出勤困難に陥った。「暗い駅構内と暖かい車体色が、人身事故を誘発して止まない」とされる某路線で、常日頃から遅延に慣れ親しんでいる身にさえ、なかなかに厳しい出勤困難ぶりであった。仕事場へ電話をかけ、遅れる旨の謝罪連絡を入れたところ、どうやってか先に職場へ赴いていた上司からは、「来てくれるだけでありがたい」と言われた。遅れて辿り着いた職場は、インフルエンザが猛威を振るう小学校の教室を連想させた。逆に言えば、その程度の危機でしかなかった。
出勤が困難だったからには、当然帰宅もまた困難であったに違いない。半ば開き直って仕事後に悠然と食事をしてから帰った私は、後で聞けば「殺人的ラッシュだった」という時間帯を過ぎて、悠々帰宅することができた。“出勤困難”問題の本質は、電力供給大幅制限やその前の出来事よりも、出勤&退勤の集中ぶりにあると言えるのだろう。
しかし、そんな風に余裕をかましてのんびり帰宅した結果なのかどうか、家に帰る前に立ち寄った最寄駅前のスーパーは、笑いしか出ない勢いで在庫が壊滅していた。どれだけの人が住んでいて、どれだけの食料を欲したら、こういう状況に陥るのか、どう頑張っても想像が付かない根こそぎぶり。今現在、東京に起きている危機は、「地震の恐ろしさ」なんかによるものではなくて、「出勤&退勤の集中ぶり」同様、「東京そのものの恐ろしさ」が露呈しているんだと感じた。いや、「東京の人は心が冷たい」とかじゃなくて、恐らく家族に対する目一杯の愛情の結果が買占めなんであって、つまり今更改めて、とにかく人が多過ぎる。
エメラルド&轍を踏まず(以上2点、せかニャ!!)/やさしいキス(猫式訓練所)/1人でも多くの人命そして小さな命が助かりますように・・・&今日のにゃんこ15~外猫さん達のほのぼの画像集~&お祈りする猫さん達の画像集(以上3点、ねこメモ)
仙台市内のスーパーやコンビニも被災後は店内ほぼ空っぽでした……が、<br>お米はどこでも売り切れなのにパックご飯は大量に売れ残ってたり<br>カップ麺も袋ラーメンもパスタもないのに素麺・蕎麦の乾麺は普通に並んでたり<br>ちょっとワケ分かんない売れ方してましたね。なんだったんだろ、あれ。<br><br>そんな感じで商品に謎の偏りがあったり、野菜やパン、調味料がないのを除けば<br>とりあえずお腹を膨らますという意味での食事には困りませんでした。<br>むしろ首都圏での買い占め報道を見て「仙台より在庫ない!」と驚いてたり(笑)