2011-03-05 マンハッタン@マック 他 [長年日記]

マンハッタン@マック

「ビッグアメリカ」、ラストに当たる第4弾は、「マンハッタンバーガー」。「マンハッタン」と聞いて、私の脳裏に浮かぶのは、「朝目覚めたら、ベッドの隣に知らない男が! やべー飲み過ぎた!」といった歌であるが、米国人はそんな朝にも見知らぬ男と一緒に、普段通りのマックを食べるのだろうか。

さておき、「マンハッタンバーガー」は、パストラミビーフとモッツァレラチーズを組み合わせた、まるでサンドイッチのような軽やかさを醸し出すハンバーガーである。このスマートさが、大都会マンハッタンのスタイリッシュなイメージと繋がる――と、マックは踏んでいるのかも知れない※1。「だったら普通に、パストラミビーフとモッツァレラチーズのサンドイッチを食べれば良いじゃん」という思いも、湧かないでもない。しかし、パストラミビーフとモッツァレラチーズのサンドイッチでは、一食分の食事として心許ないし、何より水分が乏し過ぎる。パサッとしている。ハンバーガーならではのビーフパテが組み合わさってこそ、適度な肉っ気と潤いがプラスされるのである※2

※1 飲み過ぎて出逢ったばかりの男と一夜を共にするのは、少しも垢抜けない。

※2 “肉っ気”と“潤い”って、情事の隠語臭い。

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