「とろけるチキン」という飲食店が、店の宣伝を行うTwitterアカウントで“アニメアイコン”を唐突に中傷し、炎上騒ぎになるという一件があった(→「とろけるチキンに絡まれた」(Togetter))。事件そのものには一過性の興味しか沸かなかったが、店の場所が私の行動半径内であったので、鶏肉が好物でもある事だし、忘れぬ内に足を運んでみた。
「とろけるチキン」店舗は、1Fが接客カウンター、その奥に恐らく調理場があり、2Fが飲食スペースとなっている。肉単体を注文すれば、ソース的な物を数種類から選べる気配であったが、ご飯とあわせて食べたい私向けのメニューは1種類のみ、選択の余地なし。何の問題も無く、焼き上がるまでをウキウキと待った。ダイエットコーラやスープと共に肉を携え2Fへ上がると、予想していたよりも清潔で広々としたスペース。炎上騒ぎに釣られた、“その筋”とすぐ判る野次馬で混んでいるかと思いきや、私達以外に客はいなかった。野次馬でごった返しいて欲しかった訳ではないので、むしろ安堵して肉を口に運んだ。“とろける”を自称しても差し支えないと思えるぐらい、柔らかくかつさっぱりした味わいの肉は、フライドチキンや唐揚げにはない健康的なファストフード感覚であり、とても私の好みであった。難を挙げるなら、ドリンクセットの飲み物と、元からセットになっているスープが、完全にバッティングしてお腹たぷたぷになる点ぐらいだろうか。
お腹いっぱいになったところで、この店を知ったきっかけであるところの、炎上騒動に思いを馳せた。学級委員小学生女子的な、何にも根ざさないちっぽけな正義感を振りかざしがちな私であるが、この炎上には、「あらあら……」という気持ちしか湧かなかった。数多あるアニメアイコンの神経を逆撫でしたから、変に広まっちゃったんだろうなあ、とも。そして、『炎上マーケティング』として本件を捉えた場合でも、私の感想は「アリっちゃアリ」なのだった。「実在の店舗がアニメアイコンを罵倒する」愚行は、「金輪際この店を利用すまい」と決意するまでのマイナス評価には繋がらないのだからして。巧くコントロールできるものでもないだろうから、最初から狙って行うべきものでもないと思いつつ。
バナナ。(烏森口の女王)・板に付いてるね(気が付けばデブ猫)・壁のぼる(せかニャ!!)/ニャー!!ニャー!!ニャー!!(猫式訓練所)/「親が出るとかないわー」(※テキスト※/ねこメモ)