「僕たちは動物園が大好きです!」のコントで一部に知られるカノンを、発売当時に“応援団”として起用し、公式サイトで彼等のプレイ動画を紹介していたゲームソフト。NDS版とWii版があり、プレイするマップや登場する動植物が異なる他、「NDS版はシングルプレイのみ」「Wii版は最大4人プレイ可」、といった違いもあるらしい。私はNDS版をプレイする事にした。「森シミュレーション」というジャンルから事前に想像していたのは、「『動物園経営SLG』から金勘定の煩わしさを取り去った、動物との触れ合いを思う存分に堪能できるゲーム」であった。しかし実際には、動物と植物の世話に忙殺されるゲームであった。
プレイヤーたる私は、まず、与えられたマップの中で、自生する植物の実を拾って離れた土地に撒き、池や川から雲をこしらえて種の上に移動させ、たっぷりと降らせた雨の力で発芽させ、植物を殖やさなければならなかった。これにより、目当ての植物に引寄せられた動物が、マップを訪れるのだった。場合によっては、小動物目当ての肉食獣さえもやってきた。植物は、目一杯育てまくれば後々楽かと思いきや、一定密度以上に殖やすと火事が発生して台無しになるので、加減を考えなければならなかった。そして次には、やってきた動物達を、好みの餌を与えたり撫でさすったり等で歓待し、満足度を上げてやらねばならなかった。満足した動物は、巣を作って居着いたり、タイミング良く異性を見かけて番ったりするのだった。そんなこんなで、マップ内で掻き集めた満足度の値が最大限に達した時、そのマップは見事クリアとなり、次なるマップが示されるのだった。
これを繰り返して行動範囲を拡げ、新しい植物や動物と出逢い、個々の動物に設定された課題もこなしきった後には、「好きなマップで好きな動植物と好きなように戯れるが良い」状況に到達するのであるが――。その時にはもう、当初はうきうきと愉しかった筈の、ゲーム内の動植物との接触に倦んでいるのであった。というのも、「個々の動物の課題として登場頻度が高い『繁殖』が運任せ」、そして「個々の動物の課題が、掲示されるより前に解いていた場合、クリアとしてカウントされず初めからやり直し」な仕様だからであった。故に私は、動物の課題こそコンプしたものの、植物は全種類を登場させるのを諦めて、静かにNDSを置きソフトを抜いた。更には、野生の王国として知られるアフリカを舞台として、マップや動植物を用意し直した別バージョン、「シムアニマル アフリカ」についても、手を出さずスルーする事に決めた。「繁殖」と「課題やり直し」の2点さえなければ、「~アフリカ」にも絶対に手を出したのに違いなく、非常に惜しまれてならない。
そらの得意技?(ほんわか猫日和)・にんじん収穫(ネコニッキ)・探しもの(せかニャ!!)/【日当たり良好な優良物件】これが猫アパートだ!!&威風堂々(以上2点、ねこメモ)・漏れの経験則的にゃんこからの信用度(※テキスト※/ねこメモ)