2010-10-29 気まぐれに作る、スープともシチューともつかない代物達 他 [長年日記]

気まぐれに作る、スープともシチューともつかない代物達

寒くなってからというもの、休日の自炊がめっきり愉しくなった。暑い時季には、「火のついたガスレンジの傍に立ってこまこま動く」なんて事態は想定するだけでもウンザリだったし、冷たい水を使っての洗い物で涼を取っても焼け石に水であった。しかし寒い時季には、「出来立ての温かい食べ物をすぐさま食べられる」というのが何よりのご馳走に感じられ、ガスレンジの傍&お湯を使っての洗い物で得られるちょっとした温もりは、ちょっとしたプラスアルファといった趣である。

とは言え、お気に入りの自炊メニューは基本的に1種類。「その時に食べたい野菜と、希望があれば肉or魚を、その時食べたいダシ、希望があればたっぷりの生姜に少しの大蒜を足して、サッと又はグツグツと煮込み、希望があれば牛乳や豆乳や味噌を足して仕上げる」というものである。己の料理スキルの無さを逆手に取って、毎回実験感覚で愉しく料理している。

  • パックのラベルに「唐揚用」と但し書かれていた小鰺を、ラベル完全無視で圧力鍋にぶち込んだ。あらかたダシとなる予想の小鯵であったが、食べてみると身にはそこそこの旨味が残っており、未処理の小骨やゼイゴも気に障る程ではなかった。そして、とても澄んで穏やかな味のスープが取れた。このスープをベースに、他の食材や調味料をうまく組み合わせられれば良いのだが。
  • 蓮根と南瓜とブロッコリーとキャベツ――と、温野菜を取り揃えて圧力鍋にぶち込んだ。多少グズグズな食感に仕上げたく、鍋内の圧が上がって錘が回り始めてから1分置いて火を止めた。自然に圧が下がってから蓋を開け、軽くかき混ぜてみると、野菜は蓮根を残して全て溶けた。それ以来、「圧力鍋での野菜加熱は、圧が上がったら即火を止める」もの、と覚えた。あと、蓮根は繊維たっぷりだなーと思った。
  • 動物性蛋白質素材として、魚肉ソーセージを圧力鍋にぶち込んだ。結果、ぶよぶよと柔らかく膨れて、「魚の風味が強いはんぺん」といった感じに仕上がった。これはこれで、結構美味しい。生姜と大蒜がよく合う味。
  • 南瓜と薩摩芋と栗をぶち込んだ、秋の味覚たっぷりのミルクシチューを作ろうと思い、栗の下拵えに圧力鍋を用いた。即ち、水に浸して10分加熱。そうする事で、手早く手軽に皮がむける……筈であった。しかし、自然に圧が下がるまで放置したのが良くなかった。その間に、熱が中まで通ってしまい、普通に柔らかく茹で上がってしまった。この状態で加熱調理すると、みるみる溶けてしまうに違いなかったので、仕方なくそのまま包丁で割ってスプーンでほじって食べた。南瓜と薩摩芋の組み合わせだけでも、充分に美味しかったのでまあ良かった。

萌えアニマル画像

アニモ(オオアリクイ/Photolog Zoo)・陰陽(ゴマフアザラシ/動物園始めました。)・シロテテナガザル(のんびりと動物園散歩)


アゲハ

Tags: 動物
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