今年の初夏、数年ぶりに行ってみたらつけ麺があまりに美味しくて、数年前からの低め評価を大きく改めざるを得なかった、春木家。本格的な夏を迎え、冷やし中華を始めていたので、期間中に是非そちらも頂いてみる事にした。
同行の友人は、「平打ちつけ麺」を注文。2人とも、麺を茹でた後に別工程が必須となるメニューであり、通常のラーメンを注文している人達よりも遅く出てくるのは了承済。「でも、麺の太さから考えて、友人のほうが絶対後だな……」と予測していたのだが、友人の平打ちつけ麺のほうが先に出てきた。私の冷やし中華を待つ間に、少々つまみ食いさせてもらったところ、先日食べた「(普通の)つけ麺」に比べると、つけ汁がかなり濃いめであった。麺の太さと併せて、世間一般のつけ麺にぐっと歩み寄ったスタイル。しかし私は正直なところ、先日食べた(平打ちでない)つけ麺の方が、麺とスープの繊細さを味わえてずっと好みであった。
他人の注文した食べ物に内心で駄目出しをしている内に、待ちかねた私の冷やし中華が、満を持してやってきた。かつての典型的なラーメンだったとされる“荻窪ラーメン”の、中でも頂点を競う名店が出す冷やし中華ともなれば、「酸味スープに浸して胡瓜&ハムor焼き豚の千切り&錦糸卵をのせた冷麺」といった、典型的スタイルの物が出てくると思いきや、目の前に置かれた皿は予想とかなり違っていた。新鮮そうなレタスやパプリカが、繊細に刻まれてたっぷりと載っている。この細かい刻みと野菜の量を考えれば、時間もかかって当然だし、1000円以下のメニューでこの綺麗な盛り付けは、むしろ注文したこちら側が申し訳なさを感じる域。いざ食べてみると、つゆは酸味が勝り過ぎず、冷えているのに塩味が出てき過ぎず、先日食べたつけ麺同様の繊細なバランスで、今まで食べた冷やし中華の中で最も美味しかった。でも、本当に申し訳なくて、余程空いているタイミングでもなければ、次回はとても注文できない……。或いはいっそ、価格を1200~1300円ぐらいに設定してくれれば、気が楽になるのに。
(11/4追記:春木屋公式サイトのメニュー写真を見たが、私が食べたのはこんな普通の冷やし中華じゃなかった……。でも春木屋、かつてのブーム真っ最中程の「お喋りも憚られる」雰囲気ではなくなったとは言え、携帯やデジカメで気軽にパシャパシャ撮れる雰囲気ではないので、証拠資料は出せない)
それおいしい?(世界はニャーでできている。-なでしこ館-)・上野2(マヌルネコ/Kumas Factory)/熱中症対策(猫式訓練所)・出発進行~!&【拷問?】一歩も動けない危機的状況【ご褒美?】(以上2点、ねこメモ)/フッ これはひとつ貸しだぜ、仔猫チャン(※テキスト※/ねこメモ)