2010-07-16 「光の4戦士 -ファイナルファンタジー外伝-」クリア雑感 他 [長年日記]

「光の4戦士 -ファイナルファンタジー外伝-」クリア雑感

リリース当初、“4”という数字だけをクローズアップした意味深なカウントダウンサイトを立ち上げたばかりに、スクウェアファン達から「『ロマンシング・サガ4』の発表か?」「いやいや、『SaGa4』の発表か?」と期待を集めたところが、発表されたのは新作しかも「ファイナルファンタジー外伝」だったので、期待した面々皆ずっこけていたのが印象深い。私的には、「SaGa4」でなかったのを残念に思いつつも、「ファイナルファンタジー」と名前が付く商品はいずれ一通り手を出すつもりでいるし、携帯機の作品はプレイし易いので、それなりに喜んで迎え入れたつもりである。

ゲームを立ち上げると、まずNDSの2画面いっぱいに拡がるのが、絵本的な画調の全体MAP。このMAPは、ストーリー展開やダンジョンクリアに応じて新たなモチーフが描き込まれていく仕様である。作品の物語性及びやり込み性を、意識していると言える。続けて始まる本編。最初のMAPに通じる、絵本めいた優しい色合いの世界を、ローポリゴンで作られた低頭身のキャラ達が動き回る。NDSリメイク版「サガ2」の時にも感じたが、ローポリ低頭身キャラは、昔のゲームのドット絵を彷彿とさせる。彼等に与えられた物語は、“剣と魔法”の世界を舞台にした、若者達の活躍&成長譚。シンプルで言葉少なな辺りが、こちらも古いRPG(例:FF1)を思い出させる。加えて、MAX5という少ないAPをやりくりし、ターゲットを指定できずざっくりと戦う戦闘システムも、シンプルで縛りの多い古いゲームシステムに通じるものがあった。

ストーリーを進める毎に、新しい「クラウン」が授けられる。FFシリーズ通じて馴染み深い“ジョブ”から、「いやそれじゃDQだろ……」という少し萎えな“クラス”まで、実に種類豊富。「クラウン」には、各々固有の「アビリティ」が複数あるが、LV.2以上の「アビリティ」は、戦闘時にランダム入手する「宝石」をセットして制限を解除しないと行使できない。また「宝石」は、「アビリティ」解放以外にも、換金したり武器&防具を強化したりに用いる。戦闘は意外と難易度が高く、クラウン&アビリティを工夫したり、装備を強化したりしないと途中で行き詰まる。というか、何度も死ぬ。死んでめげて立ち直って、コツコツ育ててコツコツ進めるのがマゾ的にハマり、最後までズルズルとプレイした。

――で終わりたいところだが、実際には、最後の最後でドン引きする要素にぶち当たった。それは、シナリオクリア後に(も)挑戦可能な、自動生成ダンジョン。いったん中に入ると、10階毎に外に出られる以外はひたすら上を目指すしかない仕様の塔であり、全部で4つある。最上階100階で待ち構える各ボスを倒すと得られる“クラウン”がある為、当然チャレンジしたのだが……最難関のランダムダンジョンの、末尾9フロアが、絶望的なだだっ広さ。運に助けられても各十数分かかったから、運に助けられなければ数十分~1時間以上はさまよう羽目になったんじゃないだろうか。これですっかり凹んでしまい、「全てのクラウンをMAX成長させる」当初の予定を、「全てのクラウンを入手する」で切り上げて終了した。

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水浴(モモイロペリカン/動物たち・光と影)・アカカンガルー (のんびりと動物園散歩)

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