2010-03-31 と或る業務に端を発して、「契約社員」という己の身分について鬱々と考えた 他 [長年日記]

と或る業務に端を発して、「契約社員」という己の身分について鬱々と考えた

職場で、と或る業務があった。その業務を行うのには、或るツールへのアクセスが必要であった。そして、そのツールを利用するには、IDとパスワードを入力しなければならなかった。IDとパスワードは、一部の人にのみ知らされていた。その「一部の人」に、私は含まれていなかった。他にも、含まれていない人がいた。私とその人の共通点は、「契約社員」であった。件の業務は、社外の目に触れる業務であったから、成る程責任面での切り分けで、「正社員」限定で実施するんだろう――と、私はごく自然に納得していた。

先日、ここ最近で件の業務に進捗が見られない旨、割と偉い上司から指摘があった。指摘を受けた時、職場には私ともう1人の「契約社員」しかいなかった。私ともう1人は互いの状況と認識を照らし合わせた上で、「状況は理解しましたが、今この場にいる人間では対応できません」と回答した。すると、割と偉い上司は、「件の業務は、君達の職場の人間全員に担当してもらいたい業務であり、正社員・契約社員で担当を制限する事は考えていない」と返してきた。つったって、IDとパスワードを知らされてないのが現状だっつーの!――と、これはもちろん直接言わずに、こちら側でもう1人と愚痴っていると、膠着した状況を察した関係者が、IDとパスワードをこっそり連絡してくれたので、何はともあれ進捗し報告も出して、その場を収めた。

暫く経って、外出していた直属の上司が帰ってきたので、顛末を口頭で報告した。すると上司は、明らかに気分を害した様子で言った。「『契約社員だから●●はやらない』、みたいな考えは良くないよ」。……はあああー!? こっちはそもそもIDとパスワードを連絡されていない身で、他に知らされている人間(直属の上司含む)がやるべき業務なのを、彼等(直属の上司含む)が着手していなかった為に進捗しておらず、それを割と偉い上司に咎められて、本当はこっちは部外者にも関わらず、他の関係者がIDとパスワードをこっそり知らせてくれたのもあって、とりあえず動いてその場を収めておいたというのに、感謝されこそすれ、怒られる覚えはまるでないんですけどー!?!?!?

――それ以前に。私が現状で契約社員なのは、前の部署にて、「正社員になりたいならば、マネージャー業務までやってもらわないと」と言われ、「マネージャー業務に従事するには私はまだ未熟ですので、今から精一杯、経験を積んで視野を広げます」と答えた事による。そもそも会社側が、私の契約形態と私の業務を紐付けていたんである。それを言うと、今の部署は、「いやそれは、君が前いた部署が特殊でね……」と言ってくるのだが、社内で多数派だろうが少数派だろうが、私の現状に関与している事実には違いがない。それに、じゃあ今の部署は私を正社員として雇用するかというと、「将来的にはそうしても良い」とは言うものの、少なくとも今ではないのである。そのような、会社側の都合で私が正社員雇用されていない現状で、正社員と契約社員に仕事面での何らかの差が見られないのであれば、それは不当な差別という事になるんじゃないのか。

直属の上司への反発を精一杯噛み殺して、極力穏やかに振る舞いながら、腹の中で考えを巡らせていたら、段々と、会社を辞めて労働から逃げて人生から下りたいぐらいの気持ちになってしまった。私をそんな気持ちにさせるに至った、発端の「件の業務」。それは、社用Twitterの更新であった。そんな些細な業務から、契約社員の身分がどうこうまで吹き上がった反動で、「死にたい」まで行っちゃう自分が下らなくも、最近は微妙にいとおしい。

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