新宿御苑へ、花やアレや亀を愛でに出掛けた帰り道。真っ直ぐ帰宅するのも物足りず、大通りに沿って適当に歩き、何となく四谷や四谷三丁目方面に出てみた。出てみたついでに、近隣の美味しいカレー屋を発掘してみる事にした。ネット検索した結果、頭一つ抜けて評価が高い欧風カレー屋があった。店名の「オーベルジーヌ」という響きには、既に欧風の香りがたっぷり。ちなみに私の中高生時代、「オーベル」と言えば「オーベルシュタイン」であった。塩沢兼人氏……。
目指すカレー店は、ビルの2Fにあった。薄暗い店内は、外から窺ったところ、レトロな喫茶店のような雰囲気。いざ中に入ってみると、テーブルで灯る明かりの演出でか、外から見たよりもやや格調高い雰囲気で、夕飯時が始まったばかりの頃合いだというのに、店内には既に半分以上人が入っている。遠征の身にやや気後れを感じながら、席に着いた。メニューは、欧風カレーという事で、「ビーフ」「ポーク」「チキン」といった具1種類指定パターン。こういう時は、大概「チキン」を選ぶ事に決めている。
先に運ばれてきた茹でジャガイモに、バターを塗って食べながら待つ事暫し。カレーポットに並々注がれた、とろみのあるルウ、チーズをふりかけたライス、私が知る範囲で典型的な欧風カレーである。欧風カレーといえば、私の知る限りで荻窪「トマト」が頭一つ抜けて美味しい。まあ「トマト」に敵わなくとも文句は言うまい、そんな気持ちでカレーを口に運んだ。そして、意外な味に驚いた。「トマト」とは違うベクトルで、「トマト」と同じぐらい美味しい。「トマト」は、特徴を一言で表すなら“苦味”であり、欧風カレーという枠の中で主張するスパイスの風味(特に苦味)が印象に強い。しかしこちら「オーベルジーヌ」の場合、そういった尖った個性がなく、優等生的に美味しい。まず甘味が来て、その後に辛味が来る、そのどちらも“質”及び“量”が上品な塩梅。基本的にパンチ(not辛味)の効いたカレーが好きな私でも、この優等生的な上品さには甚く感じ入った。四谷方面にはそうそう用事がないけれども、いずれ機会を設けて、今度は「白ワインとオリーブオイルでソテー」した「海老」カレーをチョイスしてみたい。
(6/11追記:曖昧になりかけた記憶を補完すべく、ネットをあたっていたところ、「2010/03末にて店内営業終了、デリバリーに全面切替」との情報を見つけた。近隣住人じゃないので、デリバリー専門店になってしまったなら、今後は利用機会がない。ものすごく残念……)
満開の桜の木の下で…(へにょへにょ日記)・ズーラシア2(ヤブイヌ/KumasFactory)・ワオキツネザル 並んで(動物の写真)・お気に入りの場所(コツメカワウソ/Photolog Zoo)/「上海動物園のパンダちゃん」(エルエル)・「キリンの求愛の儀式は迫力あるね」(おもしろ動物園)・「おんぶにご満悦?ブラジルの子アリクイ」(AFPBB News)・「『春の女神』ギフチョウ羽化 岐阜の博物館で公開(朝日新聞)/YouTube“The Great Raccoon Chase”(小太郎ぶろぐより/教官不定期日誌経由)
手押し車で遊ぶ子供を、4匹のアライグマが背後から追い掛ける図。可愛いやら羨ましいやら。子供と代わりたい&その時には背中に目が欲しい。<“The Great Raccoon Chase”