「マダムセツコ」なんて名前で和風を気取ったって、その実体は、メリーチョコレート。バレンタインをこの世に広めた功績者で、チョコの味も充分美味しいけれども、バレンタインという特別な時期に買うほどの特別さではない。他にも様々なチョコがあるんだから、ここは敢えてスルーを選び取らなくては!
――と、気持ちを引き締めてサロン・デュ・ショコラに臨んだというのに、私は今年もまたしても、メリーチョコレートにやられてしまった。次なる新しいブランドは、「トーキョーチョコレート」。いや、東京という概念に特別な思い入れはないのだけども、ここの「珠玉」というチョコセットが、この上もなく美しかったのだった。チョコの表面に、虹色に輝く和模様があしらわれている。値段が高くない事もあって、抗う事はできなかった。
味は、抹茶・黒糖・紫芋・柚子と、和風を意識した4種類セット。チョコ部分の味は、メリーチョコレートであるのでまあ普通で、強いて挙げるなら、口溶けが良いようにも感じる。中の和テイスト部分はというと、抹茶と柚子は定番でもあるのでこれまた普通だったが、黒糖と紫芋のまろやかさが、チョコの口溶け良い感じととても合っていた。
ちなみに売場で売られていた他の商品の中では、「東京オペラ」という、薄く作ったチョコを数層に重ねてオペラケーキに見立てたチョコが面白そう&可愛い&美味しそうだったのだが、残念ながら売り切れだった。来年買えると良いなあ。
おつかれ?(マレーグマ他/動物園始めました。)・お気に入りの枝(オランウータン/動物たち・光と影)・ハリハリ・ベイビー(アフリカタテガミヤマアラシ/Photolog Zoo)・フンボルトペンギン(のんびりと動物園散歩)