新年明けて最初のスイーツは、自由が丘にて。おしゃれな外観の通りや、おしゃれな名前の通りを外れ、休日ともなると、運転マナーの悪い自動車と、自動車どこ吹く風の歩行者で、緩やかに埋まるのどかな無法地帯となる――そういう界隈で見つけた店である。
店内には、小麦粉から作った素朴な感じの焼き菓子が、いろんな種類&いろんな味並んでおり、「素朴さが共通な焼き菓子が、これだけの違う種類とこれだけの味あるからには、1種類ずつ好きな味を選んで買わなくては……」、という気持ちにさせられる。落ち着いて考えれば、そこに並んでいる種類を片端から制覇する義務なぞ存在しないのだが、店にいると圧倒され感服して、少しでも多く買わずにいられないのである。洗脳恐ろしい。
それら焼き菓子達は、食べてみると食感がそれぞれ違っていて、でも素朴な味わいは全て共通で美味しく、中でもサヴォア・デ・フォルメが判りやすく美味しい。サヴォア・デ・フォルメは、平たく言えばクッキーで、粉の風味が素朴に生きていて食感がサックサクで、食べると口中の水分がすべて奪われる感じも良い。美味しい珈琲か紅茶か牛乳をお供に頂きたい。あとは、冷蔵ケースに陳列されてるタイプのケーキっぽいやつも食べたい。
野鳥を見る会(ぽれぽれDays)・愛される理由(毎日めろめろ)・遊戯(世界はニャーでできている。-なでしこ館-)/ご近所猫サークル(猫式訓練所)/ 「おばあさん、会いたいよ 誰もいない縁側で『ミャアー』」(朝日新聞)