2009-11-20 「菊タロー流白菜ショウガ鍋」を作ってもらった 他 [長年日記]

「菊タロー流白菜ショウガ鍋」を作ってもらった

秋から冬にかけて寒くなると、風邪をひきやすくなるし、寒さを凌ぐ為に厚着をしなければならず機動性が落ちるし、厚着の隙間から凌いだ筈の寒さが差し込めば何故だか気持ちが塞いで不幸に似た心持ちになるし、良い事はほとんどない。数少ない良い事の一つが、白菜の甘味が増して美味しくなる事だろうか。美味しい時期の白菜は、美味しい時期のキャベツにも勝る美味しさであると思う。甘味と歯応えの勝利だろうか。

白菜は、鍋の高さに幅を揃えて切り、豚バラ薄切りと重ねて鍋に入れ、蓋をして蒸し上がったものを、ポン酢と和辛子で食べるのが美味しい。私は自分でこの料理を作る事ができず(最初から最後まで一定以上の器用さを求められている気配を感じて尻込みする)、食べたい時には友人に頼んで作ってもらっている。その友人は、ピェンローも作ってくれるのだが、前夜からの仕込みがないからか、「白菜と豚肉の重ね蒸し」のほうを好んでよく作ってくれる。そして先日、私がはてブに入れた「菊タロー流白菜ショウガ鍋」(はてな匿名ダイアリ)を読んだらしく、早速それも作ってくれた。即ち、鍋の高さに幅を揃えた白菜と豚バラ薄切りに、更に細切りの生姜と鶏ガラスープを加え、鍋で蒸した後は何も付けずにそのまま頂く鍋である。

友人の調理動機は、実のところ、「果たしてそれほどまでに美味しいものか? 『白菜と豚肉の重ね蒸し』で充分なのでは?」との疑問によるものだったようである。しかし、出来上がりを2人して食べてみたところ、これが素晴らしく美味しかった。いつもの白菜と豚肉のそれぞれの甘味&旨味に加えて、生姜の香りが華やかで、なのに生姜の辛さはほとんど感じず、お腹がいっぱいになってもなお食べたいぐらいの中毒性を持った味。「白菜と豚肉の重ね蒸し」だってポン酢と和辛子の風味が美味しいので、これを捨て去る訳ではないのだが、友人は今後、「白菜生姜鍋」をメインで作っていくつもりらしかった。生姜を大量に細く切るキツさを差し引いてなお、お釣りが来る美味しさという事である。

萌え猫画像

灰色サビ猫のダナエ(The Greek Cats)


猫@中野区

Tags: 動物
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