2009-11-13 「逆転裁判3」クリア雑感 他 [長年日記]

「逆転裁判3」クリア雑感

「2」も「1」と同じくとても気に入ったので、立て続けに「3」を借りてプレイした。そして「1」「2」同様、1週間弱でクリアした。

「3」には、システムへの新要素導入はない代わりに、「1」「2」で残した謎をきっちりと片付け、また謎じゃなかった逸話も再びなぞってみせる、ファンサービスたっぷりの作りであり、余りあるお釣りとなっている。そもそも、シリーズが続く毎に、何かしらの新しいシステムを導入する必要なんてない(「最新作毎に新システム登場!」にも反対はしないが)。この、作品としての充実っぷりに、人気の作品が人気のままに一段落付けられた幸せを見出した。また、ストーリー上、真宵を始めとする霊媒師が重要な扱いとなり、話に密接に絡む為に全般的なオカルト色も濃くなっていたが、そこもかえって私好みだった。「1」~「3」までの素晴らしい出来映えに敬意を表して、評判の悪い「4」にも敢えて手を出していく予定。

他、雑多な感想を箇条書きで。

  • 「3」の印象的なキャラといえば、何と言っても美柳ちなみ。「1」の“ブリっ子”女と「2」の“偽装天然”女が成し得なかった、「敵対する相手以外を全て味方につける」技を惜しみなく発揮。第1話の「皆さんの大好きな美柳ちなみさんです」の無駄な煽りっぷり(by千尋さん)に、女として暗い共感を覚えた。頭の中で、大黒摩季の「夏が来る」が流れまくった(選ばれるお嬢様=ちなみ、選ばれない女王様=千尋さん)。
  • 存在感ではちなみに喰われていたものの、御剣→冥→と続く「主人公・成歩堂に対して何故だか上から目線で接する偉そうな検事キャラ」にぴたりと収まった、Mr.ゴドーも良かった。見た目からして胡散臭いやら、言動がキザったらしくて鬱陶しいやら。熱い珈琲ぶっかけの暴力性は、冥に引き続いて頂けないが。
  • 暴力性と言えば、第3話だったかでの、証人の暴力的な威嚇に屈服した裁判官による、「意味のない揺さぶりにはペナルティ」は如何なものか。あの裁判官は、普段そうやって圧力に簡単に屈しつつも、最終的には的確な判決を下すし、また主人公にペナルティを課すのも、主人公が頓珍漢な失敗をした時に限られる。だからと言って、「終わり良ければ全て良し」とはならない。百歩譲って、正義の番人である検事の威圧とか、無垢そのものにしか見えない証人の嘆願に負けるのは、まだわかるとしよう。だが、明らかに真っ黒な証人の威嚇に負けるのは、話を盛り上げる為であっても受け入れ難い。「所詮ゲームなんだし」では、割り切れないものがある。
  • そして、矢張が激ウザイ。「2」の感想でも書いたが、初登場の時は、ウザくとも悪人ではなかった。なのに今となっては、ウザさが悪の域に達している。もはや存在が有罪。
  • 倉院の里で「最高の値打ちがある秘宝」は、「七支刀を手にした黄金の供子様像」じゃないのか?
  • お気に入りテキスト:「うすぎたない、イロにおぼれた、フケツでおぞましい初老の怪物」「次は『どこから洗うのだろうか』」

Tags: ゲーム

萌え猫画像

Wink☆(世界はニャーでできている。-なでしこ館-)


猫@中野区

Tags: 動物

萌えアニマル画像

諭吉 3(ユキヒョウ/動物園始めました。)/ 「犬が不明児童を発見 出動から3分で」(福島民報→アルファルファモザイク)

「かしこまっている」というか、立ち上がって両前脚で隣の飼い主?の手を抱え込んでいる。発情期に見られる例のアレとも違う風(体重かけてないから)。何だろうこれ可愛い。<「犬が不明児童を発見 出動から3分で」

Tags: 動物
[]

«前の日記(2009-11-12) 最新 次の日記(2009-11-14)»