「1」がとても気に入ったので、立て続けに「2」を借りてプレイした。そして「1」同様、1週間弱でクリアした。
「2」の最大のポイントは、新しく導入されたシステム「サイコロック」だろう。勾玉を用いて、登場人物達が抱える心の秘密に迫るのだが、この不思議アイテムが可能なのは「心の秘密の存在及びその強度を炙り出す」まで。心の鍵を開いて秘密を開陳させるには、従来通りに隙を突き矛盾を暴いてやらねばならず、その為には証拠品・証言・証人をしっかりチェックしなければならない。この論理とオカルトの素敵な融合ぶりが、レトロな雰囲気の推理小説のようで、何だか胸が高鳴った。また相変わらず、全体のシナリオ構成が綿密で好ましい。この緻密さならば、一話分のボリュームをもう少し軽くしてくれたほうが、個人的により好ましかった。栄養価の高いご馳走は、そんなに量を食べられない。
上記以外の感想は、散漫なので箇条書きにて。