★ 「シスタープリンセス」春歌ＥＤクリア

• 「海外からやってきた新規参入妹」計３名の中では、最もおとなしくて目立たない印象だった。他妹攻略時のちょっとした会話から、その実態を「勘違い暴走大和撫子」であると知るが、ボケをかます妹も突っ走る妹も既におり、やっぱり目立たない印象。しかし、いざメインに据えてプレイしてみると、「『兄君さま』と結ばれる未来を妄想し、『兄君さま』をお守りする為に日々を切磋琢磨＆努力邁進していて、あれこれを器用にこなすようだけれども時折勘違いを発揮して暴走」と、妄想と頑張りと勘違い＆暴走のバランスが良く、仮想恋愛の対象として全く悪くなかった。
• 「いろいろ器用にこなせるように頑張る」＆「『兄君さま』と結ばれる未来を妄想」の２点を簡略して書くと、昨耶と非常に似通っているようであるが、割と異なる。昨耶は「妄想に浸る自分を見た『お兄様』の反応も愉しんでいる」、押し付けがましからぬ小悪魔テクニックの一環であるようなのに対し、春歌は「芝居っ気なしで妄想の世界に入り込んでおり、将来の恋愛方面ばかりでなく現在の危険管理方面でも、赤の他人まで巻き込んで妄想に囚われがち」な、紛いなき真性。
• ――のだけど、立ち位置と年齢が近いせいか、どうしても咲耶と比較してしまいがち。もしかしすると、咲耶に邪魔臭いパンツイベントが複数用意されたのには、大和撫子系奥ゆかしさを持つ春歌との対比を狙っての事なのかも。だとしたら災難。
• 「いろいろ器用にこなせる」といっても、確か弁当だったかの腕前は主人公が「微妙」と判断していたと思うが、その後のお泊りで振舞われた朝食に喜んでいたところを見るに、「『うんと上手』ではないけど、まあ普通に美味しい」レベルなんじゃないかと想像。味付けが絶妙で方向性が奇抜で量がとんでもない白雪の手料理と、味付けが微妙と言いつつ不味くなくて方向性がやや奇抜ながらも和風で量も普通な春歌の手料理だったら、一般男子は春歌のほうを選んでしまうのだろうか。
• ていうか、白雪は普通に「料理が大好きで上手な女子」で良かった筈なのに、気付けば進化させられ過ぎて微妙な事になっていて、美味しいところを咲耶や春歌に取られてしまっている感。私は好きだけれども。
• ところで、和モノのお稽古事に通いまくる姿からつい、「花嫁修業中の娘さん」だと思い込んでしまいかけたが、妹ゲーなんだから推定高校生の主人公より年上な筈がなかった。学校行かないで“兄君さまお守り修行”をするのは卑怯だよな、だったら他の妹達だって学業なんか放棄したいよな。

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