アウトレットモールで買った、INDIVIのジーンズ。ジーンズなのに形がシンプルで色がグレーなので、ジーンズ着用禁止となった勤め先にも「これはジーンズではありません、仕事着です」というフリで平然とはいていけて大変よろしかった。のだが、そうやって酷使していたおかげでどんどんヘタっていき、まず内ボタンが取れた。それでもはいていたら、負荷がかかって、ファスナーにガタが来てしまった。
今日勤め先で、同じ出向会社の人が笑いながら、「素光さんのジーンズのファスナーが上がっていないらしいよ」と教えてくれた。慌てて見てみると、正しく指摘通りの状態であったので慌てて直しつつ、「上がっていない『らしい』」の「らしい」を訝しんだが、謎はすぐに解けた。笑いながら教えてくれた人が笑いながら続けて教えてくれるには、第一発見者が男性で、「直接指摘するのはセクハラになるかもしれないし、でも指摘しないでいればずっとそのままになってしまうし……」と逡巡した結果、私と同じ出向会社の人に相談したから、なのだった。
私は、第一発見者に礼を言いに行った。第一発見者は、自分の名前が私に伝わるとは想定していなかったらしく、見るからに困惑していた。逆に当の私自身は、さほど恥ずかしさを感じていなかった。というのも、朝の身支度時にはファスナーを間違いなく上げた記憶があり、またその後にトイレの類へは一度も行っておらず、であればファスナーは「下げた後に上げ忘れた」のではなくて、「自然に下がった」と考えるべきなのだった。結果として恥ずかしい状況には変わりないかも知れないが、少なくとも私が何かを失敗した結果なのではないのだった。
「今回の件はですね、決して上げ忘れでは無かったんです。恐らく、腹圧がかかった結果、勝手に下がったんです。ご指摘ありがとうございました。では」
第一発見者がこれ以上無闇に困惑せずに済むよう、私はできるだけクールに報告して自席に戻った。「ジーンズのファスナーが腹圧で自然に下がるのは、ジーンズのファスナーを上げ忘れるよりも恥ずかしい」んじゃないかと思い当たったのは、席に着いて一呼吸した後であった。
鏡面世界 (世界はニャーでできている。-なでしこ館-)/YouTube“Fat cat can't reach to scratch it's chubby cheeks”(NoTechnoNoLifeより/教官不定期日誌経由)
太り過ぎていて、後ろ足が痒い頭に届かず空しくちょこちょこ動く猫。私が代わりに存分に掻いてあげたい。そして一緒にダイエットに励みたい。<“Fat cat can't reach to scratch it's chubby cheeks”
夏休み(鳥/やきにく写真日記)/「名前を呼ぶとミニチュアの楽器を持ってポーズを取るネズミ」(GIGAZINE)・「ライオンとトラの子を育てる犬のママ」(エルエル)・「ここに入りたいんです」(そんなあなたに)/「那須のアルパカ牧場でどっさり写真を撮ってきましたが…あ、あれ?」(らばQ/ポ☆ニューより)/「クロツラヘラサギが入りました」(掛川花鳥園公式ブログ)・「イチロウくんの体を見てみよう」(エミュー)&「コガネメキシコインコのヒナが、ふれあいデビューしました!」(以上2点、掛川花鳥園スタッフブログ)