社内に留まらず協力会社にまで一騒動起こした、前の会社の筋金入りセクハラ上司を、街中で偶然目撃してしまった。その翌日に、「アカマッティ課長」の小町トピ(→「部下の女性からのアプローチ!!」(発言小町))を読んでしまった。間違いなくそれらの影響の下で、今朝方「自分がセクハラ上司の女性部下になってしまった」夢を見てしまった。
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その上司(姿かたちも年齢も性格も設定無し)は、私(上司に同じく、私本人に非ず)に恋愛感情はないらしいのだが、一体どういう経緯からなのか、「『私』に対してセクシュアルなコミュニケーションを取る事を、『私』が暗黙に了解している」と思い込んでいるのだった。そして、オフィス内の「偶々人目がないだけの非密室」にて、セクシュアルなコミュニケーションを実践してこようとするのだった。
自信に溢れまくった上司の勘違いを解きほぐすのは、始める前から明らかに困難であった。だがしかし、「偶々人目がないだけの非密室」にて、上司が『私』にセクシュアルなコミュニケーションを実践している真っ最中に、第三者(上司か同僚か部下)がやってきたなら。そこから先には、上司の思い込みを解きほぐすよりもっとずっと、面倒臭い時代が展開するのは間違いなかった。
だから『私』は、上司に文字通りべったりとひっつかれた状態で、むしろそれを好都合と割り切って。念の為に相手に事前に警告を与えたけれども、効果が無いのを確認した上で。必死に声を絞り出して人を呼び集め、やってきた人々が後を仕切るに任せてその場を逃げ出した。そして、どうせすぐに明らかになる出来事だから、親しい同僚達には前もって報告しておくべきなのか、それとも極力伏せておくのが望ましいのかを逡巡しているところで、目が覚めたのだった。
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爽快と困惑と恥じらいと憤りがない交ぜになった気持ちで、夢の内容を反芻しながら。私はまず、「夢でしか置き得ないシチュエーションとは言え、夢で良かったなあ」と安堵した。次に、「ここまでのシチュエーションかつ夢だからこそ告発できたけれども、これが例えば電車内の痴漢とかだったら、私はまず告発できないって事だろうなあ」と落胆した。「放置すると状況が一層悪化」する前提に限定し、「事前に警告を与えた上で」ようやく告発に至るのだから、電車内の痴漢なんぞは、全く条件が当てはまらないのだった。
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更に。私は今これを書いてまとめながら、「気軽に痴漢を告発したり女性専用車両に乗ったりする女性と、いちいちグダグダ考えて結局何もしない私、どちらが“被害者意識”が強いんだろう」と考えている。頼まれもしないのに「自分がセクハラ上司の女性部下になってしまった」夢を見るぐらいだから、私のほうが“被害者意識”が強いんだろうという結論に傾きつつある。
退屈(ヨーロッパオオカミ/動物園写真館 別館)・シロフクロウ(のんびりと動物園散歩)/「シワシワ犬とモジャモジャ猫はいつもお友達」&「空を高く舞うようにジャンピングする犬の画像いろいろ」(以上2点、おもしろ動物園)/「すくすく育つ白いツバメ」(時事通信→SueMeSubLog)