★ フレグランス・テイル（ＰＳ２版）　恋愛（？）ＥＤクリア雑感・その２

承前承前。

ナデュー（ｃｖ：関俊彦）

「破壊」の悪魔。実際に破壊行為は大好きっぽいが、主人公に対しては、口が悪かったり手が半端に早かったりする程度で、最後の一線を無断で踏み越えたりしない紳士。身も蓋も無く言えば、中身は何処にでもいる普通の男。関氏は、こういう「俺！参上」系のキャラの言い回しも似合う反面、ティーエやルヴァみたいな知的穏やか声もハマっている。

シトラ（ｃｖ：速水奨）

「誘惑」の悪魔。オネエ言葉でオシャレで、毒舌で大胆だが細やかな優しさもあって、女性が「オネエ」に幻想を抱いて自分に都合良く捏ね上げるとこうなる風。ＢＬゲーで主人公♂を介してしか、この手のキャラには相手してもらえず、そういう意味では存在必須。逆に「誘惑」の通り名は、「本家のこっちが逆に誘惑されちゃいそうさ」とか言わせる為だけに冠した的な軽さがある。

クレイドル（ｃｖ：三木眞一郎）

「呪縛」の悪魔。傲慢で自己中心的で非情（最初の内は）。「力」とか「闇」とか、そういったものを追い求めて真面目に悪魔を究めんとしている努力家。主人公に対する態度が、見下したり執着したりで訳が判らず、実際にも絶対お付き合いしたくないし、ゲームの中で相手するのさえ面倒臭かったが、声が良いので最後までお付き合いした。何かＳＭ趣味だったっぽい。

ロキ（ｃｖ：森久保祥太郎）

「翻弄」の悪魔。やんちゃで我が侭なお子様、という意味での「翻弄」ぽい。子供キャラが好きではない私だが、子供故に突き放せないまま最後までお付き合いした。が、２人の今後の関係をどう理解すれば良いかが判らないまま終わった。恋人でも親友でも家族でもないし、ロキに悪魔としての将来性も感じられないし。あと、少年キャラには素直に女性声優をあてがったほうが良い。

リアム（ｃｖ：南央美）

主人公。基本は天然で受け身ながら、要所要所で度胸を発揮。ＢＬ全般については、書き手＆受け手毎に諸事情あって一概に言えないが、少なくとも本作品に関しては、主人公を女にすると天使＆悪魔との絡みで“女”＝“罪”みたいな概念が無駄発生しかねなくてウザイので、性未分化な存在たる少年を配してくれて良かった。

これだけクリアしてもまだ終わりではなく、フィリスとロキのＣＧを各１枚取り逃しているし、某キャラと某キャラの特殊ＥＤを見てないし、そもそも天使と悪魔の和解に向けて全く行動していないので、少し間を空けて再プレイ予定。

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