月末に差し掛かると、業務が切羽詰ってくる。こちらで工夫して根回ししたり前倒ししたりの努力を嘲笑うかのような、心が折れる出来事も湧き出てきがちである。こういう時は、自分の努力で何とかなるのではないからして、気持ちを奮い立たせるのの反対に、張り詰めた気持ちにちょいとした余裕を生み出すのが、乗り切る秘訣ではないかと考えている。ここに、私の実践策を提示してみたい。
+++
その1:「赤鬼と青鬼のタンゴ」を脳内再生する。
尾藤イサオ氏の朗々とした美声が売りの歌であるが、気持ちに余裕をもたらす為には、割と初っ端までを再生すれば事足りる。具体的には、「秋風の(フー♪) 落し物(フー♪)」の「(フー♪)」の箇所である。揃って口をすぼめる兎達の絵まであわせて思い浮かべれば、効果倍増である。
ちなみに尾藤イサオ氏は、一般的には「あしたのジョー」の人で知られていると思うが、私の耳には「赤鬼と青鬼のタンゴ」と同じ人だという事が全然理解できない。
+++
その2:「ナオミの夢」を脳内再生する。
ヘドバ氏とダビデ氏の流暢な日本語歌詞が売りの歌であるが、気持ちに余裕をもたらす為には、割と初っ端までを再生すれば事足りる。具体的には、「僕の胸に Naomi come back to me.」の直後、何らかのパーカッションが「バゴーン」とも「ボヨーン」ともつかぬ音で響く、あの音の箇所である。
ところでこの歌の歌詞、「僕の胸に Naomi come back to me.(BAGOON)」の前は、「ひとり見る夢は素晴らしい君の 踊るその姿」となっている。私はこれをつい最近までずっと、「ひとり見る夢は素晴らしい」+「君の踊るその姿」と理解していた。妄想力に秀でた妄想戦士が「ナオミの踊る姿をありありと思い浮かべている」が、目が覚めてしまって「ナオミの踊る姿」が消え失せてしまったので、「僕の胸に Naomi come back to me.」と呟きながら、布団を被って二度寝する――そんな絵を思い浮かべていた。
「透明な頭をもつ深海魚デメニギス」(ナショナルジオグラフィック)・「春の女神、ギフチョウ羽化 名和昆虫博物館」(岐阜新聞)/「雌雄同体はどちらがオスになる?:動物たちの驚きの求愛行動7選」(WIRED VISION)
「カバ:♂が尻尾を♀の顔に乗せ、臭いで生殖能力伝達」「ヒラムシ:相手の体のどこにでも先に挿入した方が♂になる闘い(1時間程)」「象:♂は何週間も、♀に水をかけたり食べ物を運んできたりして優しさアピ」。<「雌雄同体はどちらがオスになる?:動物たちの驚きの求愛行動7選」