★ 初詣＠新井薬師→北野神社

今現在は教会に通っておらずとも、気持ち的にはキリスト教徒のつもりでいる私だが、外出先に神社仏閣を見掛ければ、微々たる額の賽銭を投げ入れ軽く手を合わせる（そうしない時もある）。自分では、神として信仰しているつもりは毛頭なく、いわば先祖崇拝の延長線上にあるものと緩く受け止めているのだが、これがキリスト教から見てどう見なされるのかは知らない。確たる信仰に基づく好意ではないので、参拝する場所や宗派も定めていない。

さて、今年の初詣は何処へ行こうか。激しく混雑する有名処は人込み甚だしく苦手なので御免蒙りたいし、遠隔地までわざわざ赴くほどに情熱を傾けるつもりはない。また、ご利益が私の人生と接点なさ過ぎるのは、幾ら緩いお参りとはいえあまりに申し訳なさ過ぎるので却下。

ネットで検索しながらあれこれ物色した末、今年の初詣場所を新井薬師と決めた。こちらは「目の仏様」として広く知られているらしく（私は知らなかった）、目の悪い私がこれ以上視力低下さえることなく“ぬるをたライフ”を満喫するための祈願には、うってつけと言える。また、「目」を広義に解釈すれば、カメラのご利益もありそうである。

そういう訳で、意気揚々と新井薬師に向かったのだが、辿り着いてみたところ、日にちが元旦過ぎてて時間が夕方近くだというのに、門の外まで行列が伸びていた。さすが、地名の由来になるぐらいの寺院ともなると、人が集まるのは止むを得ないのだろう。

列の横をすり抜け、境内を通り抜けて、すぐ裏手にある北野神社へと行き先を変えた。こちらは全く混んでおらず、でも参拝客は途切れずに続いていて見捨てられ感もなく、個人的に非常に好ましいロケーション。手水場の横には「なで牛」が横たわり、これは菅原道真とヤマトタケルにそれぞれ由来しているらしく、丑年の初詣にふさわしいシチュエーション。牛の像の、自分の身体の悪い箇所と同じ箇所を撫でると快癒するとかしないとかいう説明書きがあったので、頭と顔を撫でておいた。これで私も今年はきっと、才色兼備間違いない――と書きつつ、微塵も信じてはいない。

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フローリングとパーティーションの隙間に頭を突っ込み上半身を潜り込ませるが、そのまま固まって元に戻る猫。スベスベだから踏ん張れないのか？＜“クグレそうでクグレない猫”

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お腹かきかきをすぐ中断する人間の腕の下に鼻を突っ込み前足で誘導し、幾度でもお腹かきかきさせる犬。賢いのか馬鹿なのか混沌として可愛い。＜“Pet me!!”

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