★ バファリンと訣別した

薄ぼんやりした腹痛に見舞われた日。私は年末に向け、仕事を前倒して片付けんとカラカラ空回っており、幾らかでもペースを落とさずに済ませられれば――と、鎮痛薬を鞄に入れて出掛けた。鎮痛剤の種類は、健保から年に１回もらうバファリン。勤め先に着き、軽い朝食を摂って取り急ぎ胃を満たした後に、満を持してバファリンを飲み下した。

そのきっかり３０分後、私は明らかに腹痛を感じなくなっていた。――くしゃみと咳と鼻水の３点セットに見舞われていたからである。くしゃみと鼻水だけなら、最近の持病的な鼻炎とも共通する。しかし、温度差で発生するその鼻炎の時には、咳を伴った試しはない。鼻炎というよりは、風邪の症状に近いかもしれない。しかしもしこれが風邪ならば、症状の発生があまりにも劇的であるし、こうまで劇的に発症しておきながら、この程度の暢気な症状で留まるグダグダな風邪は、未だひいた記憶がない。

そうこうする内に、今度は顔が火照って微かな痒みを生じ、更には呼吸までもが若干苦しくなってきた。周囲からは、「白目が異様に赤い」とも言われ出した。鼻炎や風邪から数歩遠ざかったような症状群。他の症状はともかく、息苦しさには非常な不安を感じずにいられず、仕事そっちのけでネットを検索した。ずばり「バファリンの副作用」を疑った訳だが、呼吸器系の症状も顔ら辺の充血っぽさも、副作用のようでもあり違うようでもあり、結局判らないままだった。そして諸々の症状は、午後に順々に消えていった。

でも以後金輪際、バファリンは飲まない。疑わしい止まりだからと言って、敢えて信じ続けるメリットがない。各種医療機関の「副作用が出た薬」の問診にも、きっぱりはっきりと「アスピリン」を明記するようにしよう。

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動物画像は眺めてリンクするばかりで貯め込む事は敢えてしていないのだが、他人様の秘蔵を拝見させて頂くのは大好き。たっぷり和み、時折絶妙なタイミングで誤射されるハシビロコウ画像に大笑いした。＜「俺の秋田犬フォルダが火を吹きたがっているようなのですが」

小型犬によく見られる、「のび上がって前足バタつかせてアピール」が、２匹横並んで実施する様を透明な壁越しに眺めた事により、可愛らしさ倍増。＜“Salsa Dancing Dogs”

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