蒸し暑い夕方の駅のホームにて、1人の若い女性が向こう側から歩いてきた。遠目でも目鼻立ちのくっきりした顔は綺麗に仕上げられ、スラリとした長身に露出多めだが色使いにケバさのない服をまとい、彼女が歩く周囲には一陣の涼風が伴うかのようだった。
見惚れながら歩く内に、私は妙な現象に気付いた。彼女とすれ違う人々が誰も彼も、彼女とすれ違う瞬間、まるで何かに打たれたかのように僅かながら体勢を崩すのであった。それはまるで、すれ違う人々が皆、彼女の美しさ涼やかさに心打たれたからのように見えた。しかし、アニメや漫画の世界ではないここリアルの世界において、美女に感じ入ったからといってよろめく人はそうそういない。
見惚れつつも訝しみながら歩く内に、私は彼女とみるみる接近し、そしてすれ違ったその瞬間、私の身体続けて脳内に衝撃が走った。彼女が肩から提げたカゴバッグから、目立たない色した恐らくは折り畳み日傘の柄がはみ出しており、颯爽と歩く速度を乗せて、すれ違う人間に強烈な一撃喰らわせる仕組みなのだった。二の腕に痛烈な一撃を喰らった私は、しかし疑問が氷解した喜びに、恐らくは晴れやかな表情をしていた事と思う。
なぜそこに。(烏森口の女王)・行き倒れ(SWEET×2 REVENGE)・1人と一匹の朝→最近は朝の日課(しじみ日記)/「4つの耳を持つ神秘的なネコ」(GIGAZINE)/狭いながらも楽しい我が家?(猫式訓練所)
コビトマングースっ仔(Photolog Zoo)/「渋谷駅にサル出現 警視庁渋谷署が捕獲作戦中」(※キャッシュ※/朝日新聞)・「渋谷駅にサル出現! 逃げたペットか?」(サンスポ)
職場で「渋谷駅に猿がいたよ」と聞かされて、「それはイベントですか? それとも事件ですか?」と尋ねた。事件だった。駅周辺をうろついているのは、感電して電車巻き添えに壮絶死しそうで不安なので勘弁。<「渋谷駅にサル出現 警視庁渋谷署が捕獲作戦中」
「数年前に東京の繁華街に野生のサルが出たこともあり、渋谷に野生のサルが出ても不思議ではない」が、「人の多い場所に現れたということであれば、ペットとして飼われていたサルの可能性が高い」。<「渋谷駅にサル出現! 逃げたペットか?」