先日「つくばわんわんランド」に行った折、途中の道に「東筑波ユートピア」の看板を見かけ、「ならばそちらにも是非行かなくては」と考えていた。暑さが過ぎた頃にでも出かけるつもりでいたが、「いや目的地は北関東だし山だし、涼しくね?」と考え直し、7月の内に出かけてきた。常磐線とバスと旅先での温かい思い遣りを乗り継いで、無事現地到着。なお、旅先での温かい思い遣りに巡り会えなかった場合には、タクシー代3千円前後が発生する。
東筑波ユートピアの目玉は、恐らくニホンザルではないかと思われる。定時公演される猿回しの他、傾斜に張られたロープを仔猿が行きつ戻りつしていたり(“猿の綱渡り”と称されていた)、山上の猿園から麓まで恐らく猿の老若男女が行きつ戻りつしていたりする様を、ごくごく間近で眺める事ができる。
猿回しをしみじみ見物するのは、実に子供の頃以来。この伝統芸を構成する要素の一つである猿の演技は、指示する人間に対して始終反感剥き出しであり高確率で命令に反し、要素のもう一つであるお姉さんの手品は、微笑ましい範囲に無事収まる拙さで、そして彼等の掛け合いに観覧者の中の子供がツッコミにならないツッコミを入れ(例:お姉さんの手品のミスを皆温かくスルーしているところに「あっ!仕掛けがわかった!」と大得意な声)、猿回しというものは非常にカオスな時間と空間で成り立っていると理解した。抱腹絶倒とは、まさにこの事だと思った。他の人がどう感じるかには関知しない。
また、多少奥まったところに位置する「日本一のモンキーハウス」に集う猿達は、何故か同じ区画にいる猪にちょっかいを出しては露骨に遠ざかられたり、こちらの姿を見かけて目と歯を剥き出して網越しに威嚇したり等、距離の著しい短さ故に、今まで見たどの猿山よりも猿の行動や表情が豊かに感じられてとても良かった。出発時間が遅かった為に、山上の猿園まで行く時間がなかったのは残念だったが、次回の愉しみに取っておく事とする。
猿以外には、人間が大好きで甘えたがりと見せかけて実際は散歩好きなだけかも知れない犬達数匹・人間に触られても少しも嫌がる素振りをしない猪数匹・人間を見ると突きに来たがるダチョウ・人間を見ると熱心に後を追おうとする狸・人間を見ると涎を垂れ流す豚・人間を見ると身を乗り出す山羊&パンダネズミ・人間が声を掛けると反応する熊・人間にあまり関心のないポニー&ライオン・人間に気付いてすらいないかもしれない魚類、がいた。猿回しに匹敵する、居心地の良い混沌を生み出しており、非常に心安らいだ。他の人がどう感じるかには関知しない。
更に動物以外では、入り口すぐの階段脇に幾つもぶら下げられた「変装メガネ」・まるで学校の文化祭のような完成度合い&センスした立て看板の数々・旅行先にはありがちだと聞くけれども動物園内に敢えて設ける意義を見出せない「子宝神社」・長大だがメンテナンスが悪くて全く滑らないであり実際全く滑らなかったロング滑り台等、随所で昭和なセンスが炸裂していた。一部のマニアに非常に喜ばれそうであり、マニアでないつもりの私も喜んだ。他の人がどう感じるかには関知しない。
ミーアキャット 四つ子の赤ちゃん(動物の写真)・暑苦しい (^0^;;(ヤクシカ)&喉を潤す(シタツンガ)(Photolog Zoo)/「カメラはとらえた、忌まわしき窃盗犯の一部始終」(カワウソ?/ぱるぷんてにゅーす/教官不定期日誌より)/「<カブトムシ>異変? 民家のライラックに常時70匹の“大集合”」(毎日新聞→2NN)
似た体験をした人を探し出そうと思ったが、googleはこの記事の反響ばかりで埋まってた。→「カブトムシ襲来^^」(なんでもゴジャレ)・「カブトムシの大群衆」(森のくまさんWALKWALK)/「ライラックとカブトムシの関係について」(Yahoo!知恵袋)より)<「<カブトムシ>異変? 民家のライラックに常時70匹の“大集合”」