2006-10-17 萌えアニマル/はてブより/「スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ」/「バトル・ロワイアルII 鎮魂歌」(特別編) [長年日記]

萌えアニマル画像

グラビアアイドルもびっくりのセクシーショット(へにょへにょ日記)

Tags: 動物

「過激なファンタジーに癒される女たち」

BL紹介記事。「美しい男×男の恋愛には女である自分の入る余地がないため、完全にファンタジーとして楽しめる」はあってると思うが、別にキタナイ現実や日々の疲れから自分を解放する為に読んでいる訳ではない気が。

「縄文なべまつり3年ぶり復活/八戸」

直径3m・深さ80cmの巨大鍋で、ゴボウ・人参各40kg、キャベツ90kgを2mのしゃもじでかき混ぜて約2時間半煮込み、煎餅3000枚とネギを入れて煎餅汁完成。→八戸市HP「縄文なべまつり」

「聖徳太子も食べた? 日本最古のチーズ“蘇”を使ったチーズケーキ」 | エキサイトニュース

奈良・飛鳥の土地に1軒だけ残る酪農家が復元した、飛鳥京の時代に年貢として納められていた乳製品“蘇”。「最初ナッツのようなサックリした歯ざわり」とは、この記事では語られていない。→みるく工房飛鳥「古代チーズ『飛鳥の蘇』とは」

北釧水産 「幻のフルーツとうもろこし ピュアホワイト」

白い粒の混ざったとうもろこしなら見た事があるが、このとうもろこしは全部の粒が真っ白。黄色の粒が混ざらないよう、単独で栽培されているとか。そして見た目は味も素っ気もなさそうなのに、とても甘いらしい。

スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ(主演:松浦亜弥/監督:深作健太)

公式サイト

NYから日本に強制送還され、母親の刑期と引き換えに“スケバン刑事・麻宮サキ”の期間限定襲名を強要された少女・K。潜入中に爆死した特命刑事の後を継いで、謎のアングラサイト“エノラゲイ”の目的を突き止めるべく、聖泉学園の潜入捜査を開始する。

「スケバン刑事」は斉藤由貴のも南野陽子のも浅香唯のも観ておらず、和田慎二の原作漫画も読んでおらず、また松浦亜弥にも格別の好意や興味は持っておらず、何故この映画を観に行こうと思ったのかが自分でもよくわからない。単純に「可愛い女の子が出てくる現実離れした設定のB級アクション映画」を観たかったんだと思う。で観た結果はというと、松浦亜弥はこちらの予想以上に、スケバン的台詞回しや射すくめるような目つきや大暴れぶりが似合っていたし、石川梨華はそれに勝る勢いでブリっ子&取り巻かれな裏番ぶりやボンテージが似合っていたし、ストーリーは「B級」というこちらの予想を下回らないツッコミ処満載ぶりで、観たかったものが観られて非常に愉しめた。強いて言うなら、せっかくの坂口拓をもっと活躍させて欲しかった。

しかし個人的評価より外に目を向けると、シナリオも演出も「荒唐無稽なのと安っぽいのの区別ができていない」というのは割と致命的な欠点じゃないかという木がしてくる。具体的に挙げると、「冒頭の特命刑事爆死シーンで用いられる集中線加工」「ウェブ的にいろいろあり得ない“エノラ・ゲイ”登場」「銃弾を跳ね返す(でも刀傷には弱い)赤いタイ付バトルスーツ」「ラスボスのスーパーサイヤ人変化」等は、「こういう作品であれば許されるというか、むしろ求められる類の演出及び設定であるのかもしれない」と受け入れる事ができる。一方で、「『謎のアングラサイト』の“エノラ・ゲイ”にもろ2ch用語跋扈」「『イジメを見て見ぬフリする先生』の描写でオトナを切り捨てたつもりになっている(あそこまで酷い事件に発展したのに親が出てこない不思議)」「ラスボスの目的の薄っぺらさと、『ゲーム』という単語を持ち出せばその薄っぺらさに説明が付くと思ってる製作者の薄っぺらさ」は、もっと何とかするべきなんじゃないかと思える。

もしも「荒唐無稽さのみならず安っぽさまでが『スケバン刑事』の魅力」というのであれば、原作或いはTVシリーズを知らない故の筋違いな感想なのだけど、でもそれだとサキと一部の人間以外、オトナもコドモも安っぽく薄っぺらい世界が「スケバン刑事」の世界になっちゃうんだけど、それで良いのかなぁ……。

あととてつもなく余談だが、独身中年刑事の「鶏が奥さん」という冗談は、あまり冗談に聞こえずやや気持ち悪かった。その上にその刑事が会話内で「親子丼」という単語を口にするものだから、更に嫌な妄想が頭を巡って気持ち悪かった。竹内力に謝りたい。

Tags: 映画

バトル・ロワイアルII 鎮魂歌(特別編)(主演:藤原竜也/監督:深作健太)

TSUTAYA online 作品紹介

級友同士を残り1人になるまで殺し合わせる“バトルロワイアル”を生き抜いた七原秋也は、国家に抵抗するテロリストの首領となり首都を爆破して指名手配されていた。事態を重く見た政府はBR法を改正。その新しいプログラムの最初の参加者に選ばれたのは、全国から不登校・暴力等の問題生徒が集まる中学校の1クラスであり、その中には七原秋也に殺された教師キタノの娘シオリの姿もあった。

「バトル・ロワイアル」は原作も読んだし映画版の「1」も観た。原作は「勢いあって面白いけど不必要に悪趣味なので世間が言うような傑作とは思えない」と思い、映画版は「エピソードの省略が雑で原作以下」と思った私なので、「2」には全く期待しておらず(そもそも巷の評判がどん底)、藤原竜也と前田愛を観賞するつもりで借りたのだが、期待してなかった私をもなお慄然とさせる酷い出来映えであった。

原作&前作は、オトナの決めた理不尽な決まりによって中学生達が殺し合いをしなければならず、その状況下での脆くて切ない友情やら恋愛感情や、徐々に芽ばえるオトナへの抵抗心が、(設定や描写が過剰すぎて悪趣味だとは言え)印象に強く残る作品であった。一方今作はというと、まず七原秋也を制圧するのに「コドモはコドモ同士で殺し合え」と中学生達を徴集し、男女をペアにして無理矢理な連帯意識を持たせ、七原秋也達のアジトに突っ込ませて十把一絡げに死なせてしまう。これは原作&前作を思い切り蹂躙しているし、また混在する前作同様の冴えない設定が目障りではあるものの、「原作&前作の悪質なパロディ」としては一応成功していると言える。なので「原作&前作の悪質なパロディ」として愉しもうと観ていると、辛うじて生き残った中学生達が七原秋也達と合流した後から、何をしたいのか全く判らなくなってしまう。

オトナ達のお粗末ぶり(特に戦闘面、素人以下の中学生を武装させて前線に送り込むのはまだしも、続く兵士達まで馬鹿正直に剥き身で乗り込んでくるというのは、一体どんな馬鹿司令官の戦術なんだろうか)は、「全てのオトナに宣戦布告」する作品らしいからまぁそういうもんという事としておいても構わない。しかし、肝心の七原秋也含むコドモ達の叫びが心に全く伝わってこず、何を言っていたかも覚えていられない程。オトナもコドモも誰もが薄っぺらく魂が込められておらず、そんなところにオトナ=「あの国」・コドモ=日本とかいう「あの国」批判を持ち込まれてますます薄っぺらく、ただただ困惑するばかりだったので、作品が終わった時には(あんなご都合主義かつ何の中身もないエンディングでも)「これでこの作品の鑑賞から解放される」とものすごく安堵した。

さて期待していた前田愛は、童顔で無表情で冷静に武器を構える様が倒錯した愛らしさでかなり良かったが、藤原竜也のほうは体調でも崩していたのか撮影中毎日嫌な事ばかりだったったのか或いは誰かに呪われていたのか全般的に酷い顔をしていた。教師RIKIこと竹内力は、熱血空回りが原作の坂持金発に似たアクの強さで予想以上に良かった。そしてそれ以外の役者はほとんど記憶にない。あ、メガネヲタはキャラ的に好みかも。彼にかけられた「行ってこい!」の台詞は、本来なら「帰ってきたら受け入れてあげる(→死亡フラグ)」の意味なんだろうけど、「おまえなんかに興味ねぇから死ねよ」と言われているようにも見えて面白かった。

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