2006-10-09 一品長安「旨味玉子とトマトの炒め刀削麺」/萌え猫/はてブより/「グエムル−漢江(ハンガン)の怪物−」 [長年日記]

一品長安 旨味玉子とトマトの炒め刀削麺

旨味玉子とトマトの炒め刀削麺荻窪でまたもや中華料理屋発見そして開拓。中国は広いので、中華料理と言っても地域によって料理や味の差があるらしい(←いまいち違いを理解していない)。今度の店は「西安郷土料理」、イスラム料理の影響を受けているんだとか。イスラム料理に全く馴染みがないので、どの辺にどう影響が現れているのかは判りかねるが、何やら物珍しいようなありがたいような気持ちにさせられる。

初回訪問の今日は様子見として、私の大好きな中華料理「卵とトマトの炒め」をのせた刀削麺を食べてみた。好きなものを食べるのだから外す訳がない事は予想済だったが、トマトの酸味と卵の甘味がスープに溶け込んで得も言われぬ美味しさだった。パクチーを載せると彩りも綺麗。麺は追加料金無しで替え玉ができるとの事だったが、一杯ではち切れるぐらいにお腹いっぱいになり、これを更に替え玉してまで食べる人がいるとは私も大して大食らいではないなーと思った。

日記メモ用にもらってきた名刺大店名カードは、裏面の地図に「一品長安」と並んで「胡同101」が載っていた。系列店なんだろうか。どちらも美味しいので近場に店出して無駄に客を取り合わないか心配。全体的には「胡同101」のほうが美味しいが、ご飯モノの充実度合いはこちらの店の方が上回ってそうなので今後大いに迷いそう。すっかり寒くなった頃にでも、「ヤンルーポーモー」(小麦粉で作った中国式のナンを細かくちぎって羊肉のシチューで煮込んだ料理らしい)というのを食べてみたい。

萌え猫画像

生きてます(戸越銀座のニャー。/世界はニャーでできている。)・寄り添いあう(ねこなど)

Tags: 動物

「怖すぎて公開危機、米ホラー映画」

「SAW3」が、米では「17歳未満は保護者同伴」に決定、日本ではR−18かR−15かの瀬戸際に立たされているとの情報。ポスターの件同様、騒ぐだけで終わると良いのだけど。→「SAW3」公式サイト

「そういえば、月餅はどうなった」

今年も食べ損ねてしまった「アヒルの卵入り」月餅の紹介。参考にしたいので店の名前を出して欲しかった。中秋節や中華街月餅フェアについては 先日のダミー記事を参照せよとの事。

「ポケモンですが、死にたいです」(イミフwwwうはwwwwおkwwww)

カモネギを主人公にしたポケモン創作ストーリー&続き。外道なサトシに使われるポケモン達の、希望と挫折と諦念と性愛泥沼と絶望と再起と友情(かなあ?)。カモネギ使った事ない。

「回転寿司は100円を守れるのか?」(江草乗の言いたい放題)

BSEの影響で牛肉が&鶏インフルエンザの影響で鶏肉がそれぞれ消費減少し、皺寄せで魚の消費が増え国内価格が上昇、回転寿司のレーンに流される量が減っているとの指摘。沿岸漁業と養殖でフォローできないかなぁ……。

グエムル−漢江(ハンガン)の怪物−(主演:ソン・ガンホ/監督:ポン・ジュノ)

公式サイト

水面下で深刻な薬物汚染を受けた漢江で成長した奇型の怪物が、休息を楽しむ韓国の人々を襲撃し、大勢の人々を飲み込んで立ち去る。父親の経営する川沿いの売店で働くカンドゥは、大切な一人娘を奪われ一家揃って失意と哀しみに暮れるが、ウィルス感染を疑われ運び込まれた病院にて娘からの電話を受け、娘の生存を確信する。しかし彼等の正気を信じる者はおらず、警察も軍も米軍の介入を受け入れたままで一向に腰を上げず、仕方なく一家は自ら立ち上がり孤独な戦いへと身を投じる。

怪獣映画でありながら、怪獣を殲滅せんとする頼れる組織も一致団結して逞しく雄々しく戦う家族も登場せず、出てくるのは頼りない祖国とまとまりの悪い家族という、異色の作品。巨大過ぎない怪物がもたらす比較的現実味ある恐怖と、国家及び組織(米も韓も軍もひっくるめて)に向ける冷静な不信をベースにしたユーモラスかつシニカルな視線と、家族の絆の捨て鉢な強さが大変際立っており、個人的にはとても感心し感嘆し感動した。

中でも強烈に印象に残ったのは、主人公カンドゥの愚鈍さが悲劇的&衝撃的な展開を招く場面。直前の中だるみ的ホームドラマ的エピソードの挿入は大変に効果的であった。カンドゥは私が大の苦手とするいわゆるDQN人種なのだけど、そのDQN的特性を美化せず唾棄もせず、「考えなし」という欠点と「諦めが悪い」という美点の両方を活かしたキャラ作り及び筋書きをしていて、そのバランス感覚がとても私の好みだった。このバランス感覚はラストにも及んでいる。「『殺人の追憶』みたいなラストだったら辛いなー」と思っていたところなので、一層納得したラストでもあった。

しかし、韓流と言われる層は美形韓国俳優が出演する作品を好む人達ばかりだろうからこんな泥臭い映画を観ないだろうし、怪獣映画を好む層は「現代韓国の世相と家族の絆が主体の怪獣映画」に失望を覚えそうだし、本来「グエムル」のような変わった映画に興味を覚えそうな層は「韓流ブーム」やネットで話題にあがる韓国話題に反発を抱いていて韓国映画というだけで拒絶してそうだし、恐らく不遇の作品として終わるんだろう——と思ったら、実際その通りになったらしい。途中で「WXIII 機動警察パトレイバー」パクリ疑惑まで出たのが駄目押しだった。まぁ元々万人受けする作品ではないので、私を含む少人数が「これは面白い映画だった」と思っていれば良いんじゃないかとも思う。パクリ疑惑については「WXIII〜」を観てないし怪獣造形は元々興味の範疇外なのでパス。

Tags: 映画
本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]
air (2006-10-12 21:50)

『グエムル』はやっぱり面白いんですねぇ。あの監督にあの俳優陣ですからね。「観たい!!」と強く思いながら、私はスルーしそうですが(いつもですけど)。『SAW3』も観たいですが、まず2から観ないと、です。

素光 (2006-10-13 09:11)

「グエムル」と「殺人の追憶」は多くの俳優陣が共通だそうなのですが、私は人の顔を覚えるのが大の苦手なもので、主人公のDQNおやじ(「殺人の追憶」でもDQN刑事)しかわからなかったです。でもあの監督のああいう作風、私は好きですねぇ。「ほえる犬は噛まない」も近々観る予定です。<br><br>「SAW2」は、「SAW」から巧い事繋げてるように思いました。本当はグロ苦手なんで、「SAW」はちゃんと観てない(観た人に詳細に筋を聞いた)んですが、「SAW2」は映画館に観に行ってしまったので逃げられませんでした。

air (2006-10-13 20:10)

「ほえる犬は噛まない」は、①面白かった。いい監督だなぁ②ペ・ドゥナがイイ!、の二点しかおぼえてません。。。<br><br>ホラー系を映画館で観るという体験がないのですが、きっと全然違うんでしょうね。「SAW2」は近いうちに観てみます。

素光 (2006-10-17 06:44)

ビデオだと途中でリタイアしてしまう作品でも、映画館だと途中退席が気恥ずかしくてつい最後まで観てしまいます。

air (2006-10-17 18:55)

確かに途中退席だと「おいおい、びびってるのか?」的視線を感じるかもしれません。ちなみに怖い系でも私は13日の金曜日的なサクっ!としたものより、メスで皮膚をゆっくりと斬るとか、のこぎりで切断みたいなもののほうが怖いです。

素光 (2006-10-20 07:08)

「オーディション」と「インプリント 〜ぼっけえ、きょうてえ〜」(どちらも三池崇史監督)は、ゆっくりねちねちと酷い事をしてますので相当怖いと思われます。

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